田篭諏訪神社
諏訪信仰の総本社、長野県の諏訪大社でも行われている粥占いが行われることで有名な神社です。「粥占い」は、粥に生えたカビの色やその生え方で、その年の農作物の出来を占う伝統行事です。毎年1月15日、宮司(あるいは氏子総代)みずから3合3勺の「粥」を炊き、それを陶製の皿に盛り、筑前・筑後・豊前・前後の4区に区分して御粥箱に入れ、神殿に納めておきます。そして2月の卯の日(現在は3月20日)に「お粥開き」を行い、カビの生え方や、色の付き方などによってその年の吉凶を占います。
1782年(天明2年)から現在まで書き続けられている記録には、粥面の絵を描き、まず占いを簡単に書き、年末にその年の実況を記入するようになっています。この「粥占い」の記録と御粥箱は、県指定文化財にもなっています。
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