豚足
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山歩
数々のお店を食べ歩くほど、豚足好きだった先代・奥田さん。いつも最後に残る「臭み」が気になり「この臭みをとれないものか……」
これが「みのう豚足 山歩」が誕生するきっかけだったそう。
豚足嫌いも夢中になると言われている「山歩」の豚足は、防腐剤・保存料・着色料は一切使わない。しかも国産豚に限定し、名水うきはの良質な地下水を使用。気温に応じて時間を調整しながら、野菜などと一緒に煮込んでいくことで、臭みのない豚足を実現。
現在は息子の竜暉さんがその味を受け継ぎ、毎日手作りしている。
丁寧な下処理をして煮込んだ後は、焼き担当・せんちゃんの出番だ。トングと菜箸を巧みに使い、煙の出具合や豚足が発する音を聞き分けながら、絶妙な加減で手焼きしていく。天候や湿度で状態が変わり、焼き具合が一定しないところが難しく、この見極めがせんちゃんの腕の見せ所。まさに職人技である。
こうして焼き上げられた豚足は、独自ブレンドしたスパイスと塩で味付け。
豚足好きの心を捉えてやまない「山歩」の豚足は、箸がスーッと入る柔らかさで、コラーゲンたっぷりのゼラチン質が口の中でとろ〜りちゅるるん♪臭みがなく、骨離れも良い。まさに評判に偽りなしの旨さだ。
お店に足を運べば、接客担当・理沙さんが美味しい食べ方やアレンジの方法などを教えてくれる。いつも明るい接客で、店内を笑いで包み込んでくれる「山歩」のムードメーカー的存在。
奥田洋子社長曰く「スタッフがいて、家族がいて、主人がいてくれたから今があるの。そして何よりもお客さんが美味しいと言ってくださるから続けていける。ありがたいことですね」
現在は、週3日の店舗営業。お店でこんがりと焼き上げた「焼き豚足」は売り切れ次第終了。WEB注文にて全国発送もしている。
「俺は豚足作りしかできない。店をたのむと言われた親父との約束を守っていくこと、ただそれだけ」と竜暉さん。
父親が生み出した味の記憶をたぐりながら、豚足とともに、一歩、一歩。
先代の想いが息づいた「みのう豚足 山歩」。
わざわざ足を運んで食べたい、そんな美味しさをぜひご賞味あれ。- 営業時間
- 10:00〜15:00(なくなり次第終了)
- 定休日
- 月曜・水曜・木曜・金曜
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豚足 かっちゃん
「日々勉強。今も研鑽を重ねているよ」
そう話すのは「豚足 かっちゃん」こと、店主の堀江克哉さん。
防腐剤を一切使用せず、体にやさしい味わいが人気を呼ぶ「豚足持ち帰り専門店」だ。
品質に納得した国産豚の豚足のみを仕入れ、毎日一つひとつ手づくりにこだわっている。
「かっちゃん」の豚足づくりは丁寧な下処理から始まる。独特な臭みが苦手な人でも、美味しく食べられるように手間を惜しまない。
シワを伸ばしながら小さな毛に至るまでキレイに焼きさり、四面を均一に炙っていく細かな作業ぶり。仕上がりの味が大きく左右する重要なパートだそうで、気が抜けないという。
炙った後は、余分な脂を落とために大きな寸胴で約5時間かけて炊き上げる。豚足づくりは繊細な感覚を要する職人技が求められるのは言うまでもない。
長時間かけて仕込んだ後は、特製スパイスで味付けをし、真空パック。
このように手間をかけた分、豚足が“美味しさ”で応えてくれるというわけだ。
持ち帰ってすぐに食べたい方は、お店で焼いてくれますよ(焼き時間は15分〜20分)。
皮がカリッと中身はトロッ。箸でほぐせる柔らかさ。何より臭みがなく食べやすいのが◎。
「かっちゃん」の豚足と並んでおすすめしたいのが、一頭から一個しかとれないという希少部位、豚の喉なんこつを使った「なんこつちゃん」。塩みが柔らかく、小気味よいコリコリとした食感がクセになる逸品。
遠方のため来店が難しい方には、通販サイトでのお取り寄せも可能。
「皆さんに喜ばれているこの豚足を受け継いでいきたい」と、娘・麻衣さん。今では焼きの技術を習得し、支える存在に。
店の扉を開ければ「いらっしゃいませ!」と笑顔が飛び込んでくる。
美味しさもさることながら、店主や奥さん、娘さんの明るい人柄がこの店の人気の理由だろう。やさしさも染み込んだ「かっちゃん」の豚足は一度食べたらリピート必至!満足度もひとしおだ。
- 営業時間
- 11:00~18:00
- 定休日
- 火曜