うきはの山茶/新川製茶
昭和48年からうきはの深い山あいにある茶園で、無農薬・有機肥料栽培をしている「うきはの山茶/新川製茶(にいかわせいちゃ)」。
「卸しではなく実際に飲んでくださるお客さんと直接顔を合わせて販売したい」と、古風な日本家屋の一角に小さな店舗を構えている。
現在多くの品種を育て、煎茶・番茶・白折・焙じ茶・玄米茶・焙煎紅茶・烏龍茶・食べる緑茶・さっととける緑茶など、ラインナップが豊富に揃う。
そもそもなぜ、無農薬で栽培をするようになったのか?
当時、広大な茶園での農薬散布が体に影響したのだろう。3代目・樋口勇八郎さんのご両親の体調不良がきっかけで、無農薬栽培に移行したという。
草取りや虫取りはすべて人力で行い、もちろん化学肥料も使わないため、肥料づくり、土づくりにも力を注いでいる。
特筆すべきは数ヶ月かけて作り上げるオリジナルの「ぼかし肥料」だ。これは竹チップや雑木チップなどに鶏糞やもみ殻、米ぬかなどをブレンドして自然発酵させた有機肥料。「うきはの山茶」有機茶園の土づくりは自然のサイクルをうまく活用している。
こうして栽培された摘みたての茶葉は近くの製茶工場へ運ばれ、山の湧き水を使って「深蒸し製法」でじっくりと仕上げられる。普通の蒸し煎茶よりも長い時間かけて蒸す「深蒸し」をすることで、渋みを抑えた濃厚な味が引き出されるんだとか。
化学肥料・除草剤は一切使用せずに手塩にかけて育てた茶葉は、ひときわ力強いテイストだ。ふくよかな甘みと旨みがやさしく舌を包み込み、余韻を残して静かに消えていく。
自然な香りと濃いうまみに富んでいて、体に馴染むような感覚。これが無農薬・有機栽培のお茶の味。
「嗜好品はたくさんあるけれど、あらためてお茶を見直し、日常的に飲んでくださると嬉しいな」と樋口さん。
自然そのまんまの茶畑で、自然そのまんまの美味しいお茶を。
「うきはの山茶」から、安心してお飲みいただける無農薬・有機栽培茶をあなたへ。
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