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6世紀の歴史に思いを馳せる 壁画が現存する国指定史跡「珍敷塚古墳」

古墳時代後期(6世紀)に造られた円墳。昭和25年、採土工事中に発見されたものですが、現在奥と右側の壁のみが残されています。珍敷塚古墳の最大の特徴は、奥の壁に描かれた壁画で、古代人の信仰思想の一端をうかがい知ることができる貴重な資料です。

奥壁の壁画、左上には大きな同心円文が、その下にはゴンドラ形の船があります。その船の舳先(へさき)には鳥が止まっており、櫂を持つ人物が船を操る姿が見えます。中央には、死者を守るためなのか、弓矢が入った靭※が3個並んでおり、大きな蕨手文※が左の靭の間から描かれています。右端の靭の隣には弓と盾を持った人物がおり、その下には古代中国で月に住むと言われたヒキガエルが2匹描かれ、上のヒキガエルの横には小円文があります。

このように、珍敷塚古墳の壁画には、ここに葬られた人物が、太陽の輝く陽の世界から、月の支配する陰の世界へ、鳥の導く船で現世から来世へと旅立とうとする姿が表されているといわれています。
現在、この壁画は保存施設内にあり、予約すれば見学することができます。

※靭(ゆぎ)・・・矢を入れ、腰につけて持ち歩く筒形の容器
※蕨手文(わらびてもん)・・・ワラビの形に似た渦巻状の文様で、呪術的な図文と考えられている
(国指定史跡)

珍敷塚古墳

うきは市吉井町富永649-3(珍敷塚古墳)            うきは市吉井町983-1(吉井歴史民俗資料館)

TEL0943-75-3120(うきは市立吉井歴史民俗資料館 )

営業時間 原則毎月第3土曜日の古墳見学時のみ公開 ※5日前までに要予約
定休日 【資料館】 月曜日(祝日の場合は翌日) 年末年始(12月29日~1月3日)

※掲載内容は公開時の情報です。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。

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