
うきは市
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喫茶 深山の牡丹
白壁の町並みもいいけれど、少しだけ離れてゆったり過ごせる隠れ家カフェ「深山の牡丹」。
イタリア政府公認のレストランで腕を磨いたシェフ・井上成寿さんが繰り出す、旬の食材を使ったランチやデザートを味わえますよ!
お店の一押しは「牛ホホ肉ビーフシチューランチ」。
まず目を奪われるのは、ゴロリと入った宮崎県産牛ホホ肉。牛1頭から僅か1キロ程度しかとれない希少部位。丁寧に脂を削ぎ落とし、数時間かけて煮込でいくそう。
器の上で圧倒的な存在感を放つそれは、ナイフを入れるとほどける柔らかさ。ゆっくりと口に運べば、ホロリとした肉質と滲み出る上品な旨みに思わず幸せの吐息がこぼれる♡
赤ワインや香味野菜をブレンドし、コクを重ねた特製デミグラスソースにパンを浸して頬張れば、これまた満ち足りた気分に。素揚げした数種の野菜もたっぷりと味わえ、ボリューム満点。
「バターキーマカレーランチ」はシナモンやカルダモンを使ったバターカレーと、ホールドスパイスたっぷりのキーマカレーの2種類のルーを堪能できます。トマトベースの辛みソースでお好みの辛さに調整できるのもいいですね。
ご飯はうきはの「千年米」に雑穀をブレンドし、カラダが喜ぶ一皿に。
この他、特注のセモリナ粉100%で作る「生パスタランチ」や「牛フィレステーキランチ」なども楽しむことができますよ。
お店では光サイフォンで抽出する一杯立てのコーヒーを堪能できます。
ハロゲンビームのヒーターバーナーの力で蒸気圧を使って抽出する仕組みのよう。サイフォンから放たれる光が織りなす光景と、フラスコに少しずつ溜まっていく様子を見ながら、ほっこりとした時間を過ごすのもまた一興。
厳選されたスペシャルティコーヒーと手作りデザートで一息つくのもいいものです。
中でも、政府公認レストランで実際に作っていた際のレシピを受け継ぐ「ティラミス」は、ふんわりと軽くミルキーな口どけ♡お店の味をお持ち帰りしたい方はテイクアウト用として瓶詰めされたティラミスをどうぞ。
人気の自家製ドレッシングなども店頭で購入いただけます。
大杉の梁がかけられ、心地よい空気に満ちているウッディな店内。
「美味しかったと評価してくださるお声がいつも励みになっています。ありがたいことですね」と、ホールでサポートする奥様がニッコリ。
「こだわりはないけれど、シンプルに美味しいものを作りたいだけ」
シェフの想いは「深山の牡丹」の味にしっかりと込められています。
- 営業時間
- 【ランチ】11:00~14:00(LO)【カフェ】14:00~17:00(LO)
- 定休日
- 木曜、第2水曜
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青柳書店
町の本屋さんを見かける機会が少なくなったこのご時世。しかし、今でもうきは・蔵しっく通りには、昭和の時代から続く小さな本屋さんがある。「青柳書店」だ。
引き戸を開ければ、タイムスリップしたかのようなノスタルジックな店内。本や雑誌が並ぶ片隅には、懐かしい文具や国語・算数・自由ノートなどがちらほら。
もう今では手に入らないのでは?というレアモノまである。まさに町の本屋さんならではの光景だ。
現在5代目店主・出田洋一郎さんが受け継ぎ、書店での販売と並行して、昔から携わっている吉井町小中学校の教科書を取り扱っている。
本の取り寄せもしてくれるそうで、地域に根付いた本屋さんは心強い。
「今でも懐かしんで店に来てくださる。ほしいと思っていた本があった時のにこやかな顔。人と本の出会いに間近に立ち会え、喜びを共有できる店をこれからも永く続けていきたい」と、出田さんは話す。
うきは・吉井町の人々にとって馴染み深い「青柳書店」は今も昔も変わらない。
デジタル社会と言われている今日、手にとって読む本でしか味わえない醍醐味もあるだろう。都会の大型店舗、ネット販売にはない良さがここにはある。
うきは・蔵しっく通りの本屋「青柳書店」にふらりと立ち寄れば、いつもと違う本に巡り会えるかもしれない。
今日もきっとステキな物語が紡がれている。- 営業時間
- 9:00~19:00
- 定休日
- 不定休
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大望
「大望(だいもう)」で提供される定食はどれもボリューム満点!地元の方はもちろん、仕事でうきはを訪れたサラリーマンや口コミを聞きつけて来店する方が後を絶ちません。
聞けば、餃子は一つひとつ手作りされているそうで、パリッとした焼き加減の皮の中に具だくさんの餡。想像しただけで白ご飯が食べられそう。
このほか、焼肉セット・かも鍋・地鶏鍋も堪能できます。
財布に優しいコストパフォーマンス最高のお店ですね。
- 営業時間
- <昼の部>11:00〜14:00(L.O 13:45) <夜の部> 16:00〜21:00(L.O 20:30)
- 定休日
- 水曜,土曜の昼の部
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中華そば おさみ
知らなければ通り過ぎてしまうような、うきはの小路「梅小路横丁」を入っていくと、静かに存在感を放つ店が現れる。
中華そば「おさみ」だ。
小さな間口の扉を開ければ、小粋なジャズが流れるこじんまりとした心地よい空間。店内はカウンターとテーブルが配され、一枚一枚板を貼ったという天井がとても印象的。
ここは研鑽を積んだ店主が作る「中華そば」を味わえるとあって、味に魅せられた人が入れ替わり立ち替わり訪れる人気店。
定番の「中華そば」や「辛味まぜそば」はもちろんだが、ぜひ味わっていただきたいのが自家製多加水麺と特製吟醸スープの「特製中華そば」。
聞けば、麺は手ごねしをした後、さらに足で踏みかため、熟成後に切り分けていく手間のかけよう。麺からこしらえる店主の仕事ぶりに手抜かりはない。
吟醸スープは新鮮な鶏がらから旨みエキスを抽出し、昆布と煮干しの和風出汁を合わせ、さらにうきはの酒蔵「いそのさわ」の酒粕をブレンドしている。
麺を手繰り、ひと啜りすると力強いむっちりとしたちぢれ麺に引けをとらない、これまたコク深い濃厚なスープが纏わりつき、喉を滑り落ちる。鶏がらエキス、和風出汁、酒粕が混然一体となり、この絶妙なバランスが「特製中華そば」の味を奏でているのだ。
スープが醸し出す高貴な香りと旨みが体中をかけ巡る。
店名にもなっている「おさみ丼」は、白ご飯の上に人気の味玉と甘辛〜いそぼろがトッピング。水菜と白ネギのシャッキリ感もいいアクセント。
とにかく美味しい中華そばを提供したいと仕込みに余念が無い店主。営業時間以外はほとんど麺やスープ作りに費やしているという。一杯の中華そばに力を注ぐ意気込みは生半可なものではないことがうかがえる。
出汁は毎日同じようにとっても、日々表情が違うそうだ。鶏がらの状態は毎日違うし、昆布や煮干しだって個体差がある。そのため、毎回同じ食材を同じ分量で仕込んでも、厳密にいえば、二度と同じ味は出せないのだ。
麺も然り。最高の一杯を完成させるために、毎日ひたむきに真摯に仕込んでいく。これが「おさみ」の中華そばが美味しいと言われている所以である。
「自分にとって中華そば作りは生き甲斐ですね」と照れくさそうに笑う店主が奏でる珠玉の一杯。
一滴残らず旨みを堪能されたし!- 営業時間
- 11:00~14:00
- 定休日
- 水曜・日曜
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鳥扇
「本当に鶏好きならば知っている!」筑後川のほとり。昭和41年に創業し、半世紀。
鶏肉好きがこぞって訪れる、鳥料理専門店「鳥扇(とりせん)」は、あまねく知られているうきはの老舗店。
聞けば「鳥扇」で使用するのは新鮮な九州産若鶏。
元々店のそばで養鶏場を営んでいたこともあり、鶏を知り尽くした店主の目利きは高く評価されています。
特筆すべき点は、カットされていない鶏肉を丸ごと仕入れていること。- 営業時間
- 12:00〜14:30(持ち帰りは11:00~)・16:30〜21:00(L.O20:00)
- 定休日
- 水曜(他曜日も休日の場合あり・インスタグラムの定休日案内をチェック)
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田篭の灯り
森と川に包み込まれた美しい山里にある「田篭の灯り(たごもりのあかり)」は、「お宿」「屋内キャンプ場」「グランピング」の3つから選べ、いずれも1日1組限定1棟貸しスタイル。
まずは大きく深呼吸して、マイナスイオンをたっぷりと。
川のせせらぎ、小鳥のさえずり、かぐわしい木の香りがとても心地良く、宿泊“基地”という表現がぴったりの場所。- 営業時間
- 【チェックイン】15:00〜17:00【チェックアウト】10:00
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豚足 かっちゃん
「日々勉強。今も研鑽を重ねているよ」
そう話すのは「豚足 かっちゃん」こと、店主の堀江克哉さん。
防腐剤を一切使用せず、体にやさしい味わいが人気を呼ぶ「豚足持ち帰り専門店」だ。
品質に納得した国産豚の豚足のみを仕入れ、毎日一つひとつ手づくりにこだわっている。
「かっちゃん」の豚足づくりは丁寧な下処理から始まる。独特な臭みが苦手な人でも、美味しく食べられるように手間を惜しまない。
シワを伸ばしながら小さな毛に至るまでキレイに焼きさり、四面を均一に炙っていく細かな作業ぶり。仕上がりの味が大きく左右する重要なパートだそうで、気が抜けないという。
炙った後は、余分な脂を落とために大きな寸胴で約5時間かけて炊き上げる。豚足づくりは繊細な感覚を要する職人技が求められるのは言うまでもない。
長時間かけて仕込んだ後は、特製スパイスで味付けをし、真空パック。
このように手間をかけた分、豚足が“美味しさ”で応えてくれるというわけだ。
持ち帰ってすぐに食べたい方は、お店で焼いてくれますよ(焼き時間は15分〜20分)。
皮がカリッと中身はトロッ。箸でほぐせる柔らかさ。何より臭みがなく食べやすいのが◎。
「かっちゃん」の豚足と並んでおすすめしたいのが、一頭から一個しかとれないという希少部位、豚の喉なんこつを使った「なんこつちゃん」。塩みが柔らかく、小気味よいコリコリとした食感がクセになる逸品。
遠方のため来店が難しい方には、通販サイトでのお取り寄せも可能。
「皆さんに喜ばれているこの豚足を受け継いでいきたい」と、娘・麻衣さん。今では焼きの技術を習得し、支える存在に。
店の扉を開ければ「いらっしゃいませ!」と笑顔が飛び込んでくる。
美味しさもさることながら、店主や奥さん、娘さんの明るい人柄がこの店の人気の理由だろう。やさしさも染み込んだ「かっちゃん」の豚足は一度食べたらリピート必至!満足度もひとしおだ。
- 営業時間
- 11:00~18:00
- 定休日
- 火曜
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馬庵このみ
自家牧場にて約2年の歳月をかけて肥育した自社ブランド馬肉「このみ桜」を筆頭に、九州の銘牛を味わえる専門店として名高い「馬庵このみ」。
地元うきはの知名度もさることながら、馬肉の評判は全国各地に広がりを見せています。お店には連日この味を求めて、県内外のファンが来店する人気ぶり。
自社ブランド馬肉を提供している直営店ということもあり、美しい霜降りにとろけるような食感の「特上霜降り馬刺し」や、赤みが程よいバランスの「霜降り馬刺し」、そしてあっさりとしたうま味の「赤身上馬刺し」など、ここでしか味わえない至極の逸品が勢ぞろい。
馬肉のほか、提供される牛肉は「博多和牛」を中心に「壱岐牛・天草黒毛・佐賀牛・伊万里牛・鹿児島黒毛」を、豚肉は福岡県久山町の雄大な自然の中で育った甘みのある「やよい豚」だそう。
どれも店主自ら食肉市場へ出向き、しっかりとした目利きで直接買い付けるこだわり。美味しさのツボを知り尽くしたプロが選ぶ肉とあって、その味はお墨付き!
気になる料金も手ごろに設定されているので、安心して来店できます。お昼は極上丼や定食などランチメニューが登場。
3名様以上の予約で「このみ桜」をさまざまな食べ方で味わい尽くせる馬肉のフルコースも堪能できますよ。他店とは一線を画す、まさに馬肉三昧!
店内はカウンター、掘りごたつ、お座敷のある趣きのある落ち着いた設え。
おひとり様から団体様まで、シーンを問わず利用できます。- 営業時間
- 11:30~22:00(LO.21:30) ランチ11:30~15:00
- 定休日
- 火曜
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梅廼家醸造場
「梅廼家醸造場」は明治26年に創業し、うきはの人々の食を下支えしてきた歴史ある醤油屋。
「よしい醤油うめのや」と描かれた店頭の大きな木樽がお出迎え。白壁通りに佇む築150有余年の建物が、老舗の貫禄を醸し出しています。
醸造所の扉を開けた瞬間、鼻腔を駆け抜ける芳醇な香り。その熟成香に懐かしさを感じ、思わず和食が恋しくなる。
「うめのや」では独自の“寝かせ”製法により、1〜2ヵ月間熟成させてから醤油を詰めるそう。1本ずつ手作業で瓶詰め、ボトル詰めを行い、ラベルも1枚1枚丁寧に手貼り。
醤油づくりの源は「水」。
耳納連山と筑後川によって育まれる“恵水”によって、現在用途に応じた全6種類の醤油を醸造しています。
中でも、看板人気商品は濃厚万能醤油「寿(ことぶき)」。
“きあげ”という大豆を絞ったものに塩水を加えず、もろみの塩分だけで醸造するため、とがりのない味が特徴。
本来大豆が持っている旨みをダイレクトに感じ、雑味もない。熟成によって丸みのある柔らかな味に変化するとは、じつに奥深き醤油の世界。
まずは豆腐に垂らしたり、卵かけご飯でどうぞ♪
現在6代目となる社長・正木佳奈子さんは、先代が亡き後、代々作り伝えてきた醤油を絶やすまいと、受け継ぐ決意を固めたそう。長い年月をかけて、お客様と築き上げてきた信頼と期待を裏切るわけにはいかない。続けなければという使命感だけでここまで頑張ってきたという。
今では先代の醤油づくりの信念を継承し、息子さんと共に醤油づくりに励んでいます。
お店には給食用の醤油を納品している小学校から届いた「ありがとう」の色紙が。
長い歴史で培われた自慢の味は、脈々と「まごころ」と「感謝」で受け継がれています。
親子で紡ぎはじめた老舗の醤油醸造所「うめのや」。
130年経っても変わらない美味しさを全国へ発信し続けています。
(注文は電話・FAXの他「道の駅うきは」「耳納の里」でも購入可能)- 営業時間
- 9:00~17:00
- 定休日
- 不定休