麺屋こばやし
明治43年より製麺業を営んできた技術と経験の集大成として生まれた「麺屋こばやし」。
その美味しさがあまねく知れ渡り、休日ともなれば、多くのお客さんで賑わう人気ぶり。
昭和31年に建てられたという蔵を、シンプル且つ現代風のおしゃれな店にリノベーション。
入り口のそばには石臼が据えられ、当時の面影を色濃く残した設えに期待が高まる。
店主の小林さんが製麺業のかたわら、長年温め続けてきた“麺屋”への想い。
じつは讃岐を訪れた際に感動したうどんがあったそう。
「こんなにも美味しいうどんを、いつしかお客さんに提供したい」
心を揺さぶられた味の記憶を手繰り寄せ、改良を重ねた渾身のうどんは、注文から少々時間はかかるが、決して茹で置きをしない。
待つこと約15分。
供されたのは人気の「めんたまうどん」。
艶やかな麺の上に、朝倉産のネギ、明太子、生卵、バター。
これらを混ぜ合わせ、すべてを纏った麺にダシ醤油をさっとまわしかけ、ズズズッ。
ムチっと力強くなめらかな麺肌、且つ啜り心地が抜群で、喉を滑り抜けていく心地よさ。
お好みでブラックペッパーを振りかければ、味がピリッと引き締まって俄然美味しくなる。
噛みしめるたびに、小麦粉の風味が広がり、気づけば丼は空っぽに。
讃岐を模してしっかりとした弾力のある硬めのうどんかと思いきや、「麺屋こばやし」のうどんは硬すぎず柔らかすぎず、絶妙な塩梅。
これが、待ってでも食べたい「こばやし」のうどんだ。
昆布、カツオ、サバ、イワシで出汁をとった熱々のスープでいただくうどんも人気。黄金色の出汁と渾然一体となったうどんはもちろん、旬の食材のトッピングや季節限定メニューも楽しめる。
せっかく訪れるなら「とまとラーメン」は必食!
テレビ番組「マツコの知らない世界」で取り上げられたこともある話題のラーメンは、店の看板メニューでもある。
丼にはうっすらとトマト色をしたスープが注がれている。
聞けば、JA「にじ」(うきは・近隣)の「桃太郎とまと」を使用し、チキンベースで仕立てたオリジナルスープだそう。
うきはの良質な地下水がまろやかさを引き出し、トマトの程よい酸味がきいたチキンスープと熟成乾燥させた乾麺は相思相愛。
「“うきは”は豊かな土壌と水に恵まれ、昔から製粉・製麺業が盛んだからね。“うきは”の麺の美味しさを伝承する発信地になれたら」
と話す小林さん。
麺どころ“うきは”で長年麺づくりのプロフェッショナルとして携わってきた店主が作る、自家製麺の一杯。
あなたも啜りたくなること必至。
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【カテゴリー】たべる
【店名】麺屋こばやし
【よみがな】めんやこばやし
【住所】〒839-1405福岡県うきは市浮羽町古川962
【TEL】0943-77-2249
【営業時間】11:00~15:00 ※麺がなくなり次第終了
【定休日】月曜・火曜
【駐車場】有
【インスタグラム】https://www.instagram.com/menyakobayashi/
【クレジットカード】不可
【電子マネー】可 PayPay
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- 11:00~15:00 ※麺がなくなり次第終了
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