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心をときほぐす旬菜旬味♪ こぢんまり感が丁度良い「ちいさい呑み屋 はちぶんめ」
「食材が豊富で“食”を楽しめる“うきは”は最高ですねぇ!」
そう話すのは、カリフォルニア料理やスペイン料理のレストランなど数店舗で腕を磨き、現在「梅小路横丁」の一角で「ちいさい呑み屋 はちぶんめ」を営んでいる店主。
その名の通り、店内はカウンター6席、4人掛けテーブルと2人掛けテーブル各1つのこぢんまりとした設えです。
「何事もほどほどがいいですもんね、だから“はちぶんめ”なんですよ」とにっこり。
「料理が私には一番合っている」と、実習のカリキュラムが充実している専門学校で、製菓・製パン・フランス料理のいろはを学び、実践の世界へ飛び込んだそう。
「当時働いていた店にはフレンチ・イタリアン・中華のシェフがいたので、様々な料理のノウハウを吸収することができました。1つのジャンルにとらわれない店にいたことで、型にハマらない料理の自由さを学ぶことができ、今の私のお店のスタイルになっているんです」
店で使用する食材は、うきは・近隣の生産者の顔が見えるもの。知り合いの農家さんがその日収穫した食材を届けてくれるそうですよ。メニューありきでわざわざ調達するのではなく、その日届けてもらった食材や道の駅うきは、耳納の里に並ぶ食材でメニューを考えるスタンス。
定番の味付けはなく、その日使う食材の持ち味を引き立てる調理方法、味付けでもてなしてくれるとあって、アレンジは無限大。インスタグラムには「お昼ごはん献立」と題し、毎月献立表がアップされ、和洋中のほか、時にはヴィーガンの方が味わえるメニューも登場します。
夜は食事メニューの他、お酒に合う前菜の盛合わせや一品など、杯が進む料理で楽しませてくれますよ。
ここで注目したいのが、吊り下げられているメニューボードに書かれた「CHICO’S BBQ PIT」の文字。
皆さん、このメニューを侮ることなかれ。
なんと、うきは「小塩」の山奥で、1日かけて薪をくべながら、じっくり低温調理したアメリカンスタイルのBBQ肉だそう。
香りづけをするだけのスモーク方法と違い、薪を燃やす際の熱風で長時間かけて加熱しながら燻香をまとわせているんだとか。
濃い飴色に焼きあがった肉は旨みが増幅し、食べ終わるのが名残惜しい美味しさ。ホロリと口の中で崩れる柔らかさと、一口目から放たれる力強い香りが、手間のかかる手仕事を物語っています。
うきはの倒木など、今ある自然の恵みを余すところなく活用することで生まれる「CHICO’S BBQ PIT」の旨肉は「はちぶんめ」でしか味わえない逸品です(持ち帰りOK)。
地場の食材の魅力が引き出された丁寧な料理は、つつましくも至福の味わい。お好きなお酒とともに舌鼓を打ちながら「はちぶんめ」でお腹も心も満腹に。
今日も小さな店内には、陽気で笑いに満ちた時間が流れています♪
ちいさい呑み屋 はちぶんめ
うきは市吉井町1241-1
営業時間 【昼(月・水・木)】11:45〜14:00 ※無くなり次第終了【夜(金・土・日・月)】18:00〜22:00 ※中国茶・台湾茶・和紅茶&お酒が提供される『ヨコハチ』(食事提供なし)は木曜の夜20:00〜24:00の営業
定休日 火曜
- 駐車場:有(近隣共同P)
- クレジットカード:不可
- 電子マネー:可(PayPay・auPAY・メルペイ)
- 個室:無
※掲載内容は公開時の情報です。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
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中華そば おさみ
知らなければ通り過ぎてしまうような、うきはの小路「梅小路横丁」を入っていくと、静かに存在感を放つ店が現れる。
中華そば「おさみ」だ。
小さな間口の扉を開ければ、小粋なジャズが流れるこじんまりとした心地よい空間。店内はカウンターとテーブルが配され、一枚一枚板を貼ったという天井がとても印象的。
ここは研鑽を積んだ店主が作る「中華そば」を味わえるとあって、味に魅せられた人が入れ替わり立ち替わり訪れる人気店。
定番の「中華そば」や「辛味まぜそば」はもちろんだが、ぜひ味わっていただきたいのが自家製多加水麺と特製吟醸スープの「特製中華そば」。
聞けば、麺は手ごねしをした後、さらに足で踏みかため、熟成後に切り分けていく手間のかけよう。麺からこしらえる店主の仕事ぶりに手抜かりはない。
吟醸スープは新鮮な鶏がらから旨みエキスを抽出し、昆布と煮干しの和風出汁を合わせ、さらにうきはの酒蔵「いそのさわ」の酒粕をブレンドしている。
麺を手繰り、ひと啜りすると力強いむっちりとしたちぢれ麺に引けをとらない、これまたコク深い濃厚なスープが纏わりつき、喉を滑り落ちる。鶏がらエキス、和風出汁、酒粕が混然一体となり、この絶妙なバランスが「特製中華そば」の味を奏でているのだ。
スープが醸し出す高貴な香りと旨みが体中をかけ巡る。
店名にもなっている「おさみ丼」は、白ご飯の上に人気の味玉と甘辛〜いそぼろがトッピング。水菜と白ネギのシャッキリ感もいいアクセント。
とにかく美味しい中華そばを提供したいと仕込みに余念が無い店主。営業時間以外はほとんど麺やスープ作りに費やしているという。一杯の中華そばに力を注ぐ意気込みは生半可なものではないことがうかがえる。
出汁は毎日同じようにとっても、日々表情が違うそうだ。鶏がらの状態は毎日違うし、昆布や煮干しだって個体差がある。そのため、毎回同じ食材を同じ分量で仕込んでも、厳密にいえば、二度と同じ味は出せないのだ。
麺も然り。最高の一杯を完成させるために、毎日ひたむきに真摯に仕込んでいく。これが「おさみ」の中華そばが美味しいと言われている所以である。
「自分にとって中華そば作りは生き甲斐ですね」と照れくさそうに笑う店主が奏でる珠玉の一杯。
一滴残らず旨みを堪能されたし!- 営業時間
- 11:00~14:00
- 定休日
- 水曜・日曜
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ギャラリー 光画堂
前衛美術集団「九州派」で活躍し、福岡県展などで受賞を重ねた、うきは市吉井町出身・尾花成春(おばなしげはる)の作品が常設されている「ギャラリー光画堂」。
「父親が生涯に渡って描き続けた作品をこのまま眠らせておくのはしのびない。自分の役目は『尾花成春』を皆さんに再評価していただき、後世に作品を残していく取り組みをしていくこと」
そう話すのは、オーナー・尾花基さん。ギャラリーには、父である『尾花成春』が70年以上にわたって描き溜めた、多くの作品が展示されています。
地元うきは市では、あまねく知れ渡っている尾花成春さん(1926年〜2016年)。
当時父親から買ってもらった油絵具が嬉しくて、絵画の魅力に惹き込まれたそう。16歳で初めて描いた絵は現存し、大切に保管されています。
亡くなる2016年まで絵を描き続けた彼の作品は、じつにアーティスティック。
ギャラリーに訪れた人々が決まって口にする「これらは本当に1人の作家さんが描かれたんですか!」
その言葉通り『尾花成春』の独創的な作品にただただ感嘆の声がもれる。
年代ごとにモチーフやタッチも変わリ、バリエーションの豊富さは観る人を瞬く間に魅了します。人によって捉え方が違うため、あれやこれやと想像するのも楽しいひととき。
ギャラリーでは、作品を観ながらをコーヒーなども飲めるようになっているため、寛ぎながらアートな時間を過ごすことができますよ。
通常は常設展として開放されていますが、予約をすれば「貸しギャラリー」として絵画や写真の個展、グループ展など幅広くご利用可能。
「アート好きが訪れる町になってほしい」と基さん。
「アートの町、うきは」
多くの人の心を惹きつける魅力がここにはあります。
さあ、心が揺さぶられる『尾花成春』の作品を鑑賞しに、次の休日はうきはを訪れてみま- 営業時間
- 11:00~18:00
- 定休日
- 火曜日、水曜日(不定休あり)
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Vin Cafe PROSPERO
店名に使われている「Vin Cafe(ヴァンカフェ)」はフランス語でワインとコーヒーという意味。気軽にワインやコーヒーを楽しんでもらいたいと、あえてバーではなくカフェという表現にされたそうで「PROSPERO(プロスペロ)」には栄える・うまくいくという意味があるそう。
「地域の発展に貢献できれば」というオーナー兼ソムリエの石井さんの想いが込められています。
東京や千葉などのホテル・レストランに勤務していた際に味わったワインの美味しさに惚れ込み、以後コツコツと勉強を重ねて日本ソムリエ協会認定のソムリエの資格を取得した石井さん。
お店ではなんと常時50種類以上のワインを取り扱っています。ワインも個性があるので、お好みを相談してみるのもいいですね。
うきはや近郊の食材を使った料理やチーズの盛り合わせ、アラカルトなど、提供される料理はどれもワインによく合うものばかり。
夜カフェだけでなくランチ営業もされているので、お昼から白ワインとパスタもいいですね♪嬉しいことに「おひとり様用セットメニュー」がメニューとしてあるので昼夜を気にせず気軽に立ち寄れます。
しかもグラスワインやお得な飲み比べセット、ノンアルコールも充実。グループ向けには「パーティーコース」(前日までに要予約)も。
いつもの道をちょっと入れば、ステキなお店との出会いが。ワイン好きの方やワイン初心者の方にも是非おすすめしたい一軒です。- 営業時間
- 【ランチ】12:00〜14:00 【夜カフェ】18:00〜22:00
- 定休日
- 水曜