近くのおすすめスポット
-
うどん不動庵
耳納連山の麓の道沿いに「うどん不動庵」と描かれた控えめな電柱看板。まさかこの奥にうどん屋が!?駐車場に車を駐めて歩き進めると、草木が美しい庭が広がる「不動庵」が姿を見せる。
「お客さんの心に届くように、自分も食べたい!って思えるうどんを作っているだけですよ」と店主・吉永さんはさらりというが、この一杯のうどんが完成するまでにかなりの時間が費やされている。
店に併設している製麺室にこもり、練って、踏んで、延ばして、切る、4つの仕事を1台でやってのける万能な製麺機が相棒だ。「不動庵」の麺の美味しさはこの製麺機を使いながら、生地を2段階に分けて熟成させることだという。一次熟成だけではなく、2次熟成を行うことによって、少し黄身がかった色気のあるツヤと、弾力が生まれる。この熟成こそが味に違いを生み出すわけで、専用の貯蔵庫によって徹底した温度管理のもと、細かく調整しているそう。
麺を手繰れば吸い付くようにしなやかな麺肌。コツッコツッと歯切れの良い噛み心地。さらには独特の弾力と口の中に滑り落ちるような喉ごしを味わえる。これが客人を魅了してやまない「不動庵」のうどんだ。
ダシの旨味もただものではない。鰹、いりこ、昆布、削り節(うるめ・あじ)から丁寧にダシを引き、アミノ酸や保存料を使用していない丸大豆醤油をブレンド。徹底した無化調で仕上げられている。そのため、いつわりのない高貴な香りと豊かな味わいが特徴。
陽の光が差し込むカウンター席のある空間は「タウン」の木を贅沢に使用した一枚板が。さらに、コシのある麺の断面をイメージしたという、エッジの利いた独特なフォルムの椅子が配されている。
丁寧に施された土壁の和室には琉球畳が敷かれ、四季を感じさせる庭の木々を愛でながら味わえるテーブル席も。
のどかなうきはの景色といい、築約50年の古民家をモダンな空間へとリノベーションした店内といい、それらすべてを含めて「不動庵」の味というわけだ。どこにでもうどん屋はあるけれど「不動庵」で味わう茹で立てうどんは唯一無二の味。予約は受け付けていないため、その日の麺が無くなり次第終了。
「この一杯がお客様の心に届くよう、一生懸命応えていきたい」
第二の人生をうきはでスタートさせた店主がつくるうどんに、心を打たれること必至。
さぁ、沁みいる一杯をどうぞ。
==============
【カテゴリー】たべる
【店名】うどん不動庵
【よみがな】うどんふどうあん
【住所】〒839-1411福岡県うきは市浮羽町流川543-2
【TEL】0943-73-7763
【営業時間】11:00~14:30(LO)
【定休日】月曜・火曜(但し、祝日の場合は火曜・水曜がお休みです)
【駐車場】有
【インスタグラム】https://www.instagram.com/fudouan/
【フェイスブック】https://www.facebook.com/fudouan/
【子連れ】可
【個室】無
※掲載内容は公開時の情報です。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
#うどん
#自家製麺
#無化調
#ランチ
#不動庵
#うきは市- 営業時間
- 11:00~14:30(LO)
- 定休日
- 月曜・火曜(但し、祝日の場合は火曜・水曜がお休みです)
-
原茂之巨峰園
うきは市「流川地区」の土壌(赤土)で、有機肥料&自然農法に近い栽培方法によって巨峰や柿を育てている「原茂之巨峰園」。
「手をかけることで、果物が味で応えてくれる。管理は大変だけど、安心して召し上がってほしいから」と3代目・原征史さん。
年々収穫できる品種が増え、巨峰・シャインマスカット・ピオーネ・クイーンニーナ・ロザリオなど種類豊富なぶどう狩りを楽しめます。
農園で実った巨峰や柿を余すところなく活用して作るジャムや柿酢、ドライフルーツも大好評!
「果物にはそれぞれ個性があり、一つとして同じ味にならないから」と手作りする「only 1 JAM(オンリーワンジャム)」はどれも果実がゴロリゴロリと入って食べ応え◎!やさしい甘みに仕立てられています。
農園の完熟柿を使い、オリジナルで作ってもらっているという「柿酢」は、かめ壺で長期熟成。
発酵促進剤は使わずに自然の力だけで発酵させている柿酢は、原さんファミリーも欠かさず飲んでいるそうですよ。
「ちょっとした一工夫で皆さんが美味しいと喜んでいただけるものに繋げることができる。フードロスが問題になっている現代だからこそ、いろいろな活用方法を見い出していきたい」と征史さんは語ります。
先代・茂之さんの想いを受け継いだ、うきはの「原茂之巨峰園」で、まるごと美味しいうきはのフルーツを味わい尽くしましょう♪
*ぶどう(巨峰・シャインマスカット・ピオーネ・クイーンニーナ・ロザリオ)8月上旬〜9月中旬
*柿(富有・太秋)10月中旬〜12月上旬
- 営業時間
- 9:00~17:00
- 定休日
- 開園期間中無休(8月15日)
-
Zelkova Coffee
大きな2本のケヤキ(ゼルコバ)の木に見守られ、静かに存在感を放つオシャレな建物。ここはロースター・田中隆宣さんが焙煎する「Zelkova Coffee」だ。
「From Seed to Cup 〜種からカップまで〜」を掲げ、ブラジル、コロンビア、インドネシアなど、世界中の美味しいコーヒー豆を求め、自ら買い付けに行くという。
約100種類をカッピングし、複雑かつ立体的な味の豆に出会えば、畑へ出向くのが鉄則。
こうして田中さんが吟味したコーヒー豆は、海を渡って毎年うきはへと届けられている。
買い付けた豆は土地の個性が表現され、フルーツの味やナッツの味が残るよう、FUJI ROYALの熱風式焙煎機「revolution」で独自焙煎。豆を焦がさず、熱風によって短時間で焼き上げるそう。
「Zelkova Coffee」ではペーパーフィルターを使い、ハンドドリップで淹れている。
お湯の温度、注ぐスピード、蒸らしの時間などで味わいに大きな変化が生まれるため、タイミングを見極めながら、細口のケトルでお湯をやさしく丁寧に注いでいく田中さん。
どういう味を出したいかによって、お湯を当てるポイントが違うそう。韓国と台湾の国際資格を持つ先生のもとで、テイスティングの勉強をした彼にしか出せない味がそこにはある。
芳しいコーヒーの香りが心地よく、漆黒の膨らみは見ていて飽きることがない。
「美味しさを通じて関わるすべての人たちに、ホッとする時間を届けたい」
「Zelkova Coffee」の想いが多くの方々に届きますように。
うきはで味わうとっておきのスペシャルティコーヒーをぜひ味わってみませんか。
- 営業時間
- 10:00~18:00
- 定休日
- 木曜
-
MAHORO756 -CUISINE DE MAKOTO-
築65有余年の古民家を改装した和モダンな空間の中、和食とフレンチが融合した創作料理を味わえる「マホロ756-キュイジーヌ・ドゥ・マコト-」。
井上オーナーシェフの作る料理は、どれも斬新で見目麗しいものばかり。地元うきはの食材を積極的に使い、味や香り、食感を楽しめるよう四季折々の「おまかせコース」となっている(完全予約制)。
食材同士が器の上で合わさり、口に運んだ瞬間に感じる料理の温度にさえ気を配るこだわりようで、食材の特性が存分に活かされた一皿に「こういう味わい方があったのか!」と、至福の吐息がこぼれるほど。
しかもシェフは、唎酒師の上位資格「酒匠」を有するスペシャリスト。お店では、卓越した日本酒のテイスティング能力を持つ彼が厳選した、日本酒やワインを堪能できるのも嬉しい。
じつは料理の道を志したのは、大学時代にハワイへホームステイした時のエピソードがきっかけ。これまでのお礼をしようとホストファミリーへ料理を振る舞った際に、皆さんが「美味しい!」と喜んで食べてくれたそうだ。「食」が言葉の垣根を越え、人を繋ぐことを目の当たりにしたことで、彼の心は突き動かされたという。
大学卒業後は、基礎を学ぶために料理専門学校へ通い、東京で5年間板前として精進。さらにパリと南フランスへ渡り、料理人として10年間腕を磨き続けた。
そして「自分が生まれ育った原点の地で、料理を通じて皆さんに恩返しができれば」と40歳を目前に故郷うきは市へ。
「創意工夫を凝らし、お客様に楽しんでいただけるような料理を作り続けていきたい」
日本に留まらず、フランスで様々な料理と人々の縁を繋いできたシェフの創作料理。
大切なあの人と、心休まる落ち着いた空間「マホロ756」で特別な時間を過ごしてみては。- 営業時間
- 17:30〜22:00 (LO.21:15)
- 定休日
- 日曜(不定休あり)