OFFICIAL SNS

  1. ホーム
  2. かう
  3. 田中窯元(一の瀬焼)
  • かう
  • うきは市
  • 浮羽町
  • 一の瀬焼
  • 陶芸
  • 田中窯元

独自で調合する釉薬と薪窯が織りなす器の温もり。手仕事が息づく一の瀬焼「田中窯元」

昔ながらの薪窯焼成や自家調合の釉薬を使い、心に深く響く民陶づくりを探求している一の瀬焼「田中窯元」。
直売場には土の温かみを感じる質感の食器、飯碗、湯呑み、カップなどが沢山並んでいます。

量産品にはない手作業の温もりを感じる器

作陶するのは「田中窯元」の田中鶴夫さん。23歳から陶芸の道に入り、父親から基本を一から学んで多くの教えを身につけてきたといいます。

使う釉薬がもたらす様々な変化に魅了され、自家調合した灰釉で作陶。しかも、藁(わら)や木などから藁灰・木灰などへの加工作業を自ら行い、決して労力は惜しまないそう。

「自分でやれることはやりたい、試したい。そしてその先の変化を楽しみたい」と、モノづくりの精神が息づいています。

「いつもろくろの前に座ると初心に戻れる。歳を重ねるごとに器を作るのが楽しくなってきたよ」と話す田中さん

現在も薪窯(登窯)で焼成し続けている「田中窯元」では、主に緑青釉を使い、青みがかった表情豊かな作品をはじめ、薪窯の灰が溶けて釉薬状になる自然釉を使った“焼き締め”といった作品を手がけています。

深みのある“焼き締め”の焦がれ感は薪窯ならでは。

灰釉や自然釉のほか、鉄釉や銅釉などを使って作陶された器も並ぶ

「薪の質や気候、窯での置き場所なども関係し、均一に焼くことができないのが薪窯。そのため、焼き上がりの変化も千差万別。これが面白いんだ」と田中さん。
斧を振り下ろし、体力と手間を要する薪割りを今でも続けている理由がここにあります。

聞けば、最近は飲食器類のほか、保温性が高く、たっぷりお湯を落とせる珈琲サーバーや、香ばしいお茶の香りに癒される茶香炉なども人気があるそうですよ。

緑青釉を使った湯呑み。薪窯の中で変化をとげた趣きと風合いを楽しんで

「伝統は大事。でも、ただ守るだけが伝統ではありませんからね。やっぱり日常生活で使う民陶を作っているので、使っていただけることが大切。皆さんが普段づかいしやすいよう、一つひとつ心を込めて作り続けていきたいですね」

暮らしに馴染む一の瀬焼「田中窯元」の器で、さまざまなシーンを彩ってみてはいかがですか。

※現在、陶芸体験は受け付けておりません。

「田中窯元」独自調合の釉薬とこだわりの技法で心に響く作品づくり

田中窯元(一の瀬焼)

うきは市浮羽町朝田1050-1

TEL0943-77-2974 / 090-2392-0169(携帯)

営業時間 9:00〜18:00
定休日 不定休

  • 駐車場:有
  • クレジットカード:不可
  • 電子マネー:不可

※掲載内容は公開時の情報です。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。

近くのおすすめスポット