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焼とり「大助」は串だけにあらず。ランチや呑んだ後のシメに、一杯のラーメンが沁み渡る!
「焼とり屋ばってんラーメンもよかばい!」
地元で親しまれ続けているここは、黄色い看板が目をひく「焼とり 大助」。
うきは市浮羽町に焼とり屋を構えて42年。
昭和58年の創業から世代を越えて愛されている。
昼はラーメン屋として営業。
大将が手がける豚骨ラーメンは、煮玉子ラーメン、チャーシューメン、キクラゲラーメン、辛ラーメンなどメニューの振り幅が広い。
中でもおすすめは「増増(ましまし)ラーメン」。通常とくらべ、チャーシュー3枚増し、煮玉子1/2増しのボリュームたっぷり増し増し尽くし!胃袋をガッチリ掴まれる1日10食限定メニューだ。
てぼで湯切りをし、さらに平ザルに移し替えてチャッチャッと二度切りする大将。
聞けば「余分な水分によって、スープの味を損なわないようにするため」だそう。
しっかり湯切りされた細麺をズズズッと啜れば、骨の髄まで浸み出した濃厚で深みのある香りが広がる。
この美味しさは、豚骨を強火、とろ火、余熱の3段仕込みで炊き、さらに継ぎ足しで味の奥行きを引き出すことによって生まれるもの。豚骨好きにはたまらない味わいだ。
豚バラをオリジナルのタレに漬け込み、4日間じっくりと寝かせて味を馴染ませたチャーシューは、注文が入るごとに切り分け、炙りたてをトッピングしてくれる。ホロリと柔らかな肉質と香ばしさが食欲をさらに加速させる味。
焼とり屋のラーメン、おそるべし!
夜の帳が下りると、店の看板のあかりが灯り、いよいよ地元民も待ち兼ねる、焼とり屋がオープンする。
奥様が手際よく串打ちした、国産の鳥肉や豚肉がネタケースにずらりと並び、どれも採算度外視の価格に頭が下がる。
「安くて気の毒だから上げてほしい!」と、常連さんから言われるのもうなずける値打ち価格だ。
「昔から安い料金でしてるからね〜、なかなか上げられないの(苦笑)」と奥様。
店の心意気と優しさを感じずにはいられない。
じつは「大助」では、焼とりの塩1つとっても、手間がかけられている。茶色に色づくまで煎った塩に、独自の調味料をブレンドしているという。この特製万能塩がささっと降りかかった串焼きは、塩みが柔らかく、素材の甘みと旨みが増幅し、思わず杯が進む美味しさだ。
焼とり屋として長く店が続く理由が、このひと手間にある。
大将と奥様の二人三脚で守り続ける「焼とり 大助」の味。
一度食べに行けば、きっと足繁く通いたくなるだろう。
- 駐車場:有(敷地内4台+近隣にもあり)
- クレジットカード:不可
- 電子マネー:不可
- 個室:無
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