
うきは市
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古賀豆腐店
親子で味を守り続けている、昭和2年創業の老舗「古賀豆腐店」。実りある大地からこんこんと湧き出る井戸水を汲み上げて、毎日早朝3時から製造がはじまります。
気候や湿度の違いで固まり方や味に変化が生じるため、にがりの量、合わせ方、タイミングなど正確なレシピはありません。職人の長年の経験と勘だけが頼り。だからこそ、作り手の思いが込められた手作りのお豆腐は貴重で美味しい。
定番人気「国産大豆100%寄せ豆腐」は、北海道と佐賀の大豆を独自ブレンドして作られています。その寄せ豆腐の真っ白なおからを主原料にした「おからかりんとう」は、ほのかな甘さと風味の良さで、ボリボリボリボリと手が止まらない味♪
若き4代目夫婦が考えた、国産大豆のおからと豆乳を使った「おからケーキ」は、道の駅うきはでも販売されていますよ。しっとりとした口当たりが評判を呼んでいる人気商品!
地産地消の取り組みとして、うきは産の大豆を使って作る「もめん豆腐」は、うきは市の学校給食でも採用され「古賀豆腐店」の手作り豆腐は今も昔も変わらない身近な存在となっています。
最近では健康に良いとされているオレイン酸が、約80%以上も含まれた「高オレイン酸大豆」を使った豆腐の商品化に成功!
【世界初!】として注目されています。「素材の味をシンプルに味わってほしい」と、お醤油ではなく岩塩が添付され、あっさりしているのに、大豆の香り高さと豊潤な旨み、甘みの余韻が残る美味しさ。
バタバタと音を立てる、通称「バタ練機」で練り上げる「こんにゃく」は、空気に多く触れるため、小さな気泡がたくさん入り、味が染み込みやすいのが特徴。スーパーでよく見かけるツルリとした食感の商品とは一線を画す「こんにゃく」は、昔の知恵がしっかりと練り込まれています。
伝統製法と味を継承しつつ、新たな商品づくりに邁進する「古賀豆腐店」。
まさに日進月歩のお豆腐屋さんです。
※工場直販のほか、道の駅うきは・耳納の里でも販売中
- 営業時間
- 7:00〜19:00
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筑後吉井紅豚餃子 虎侍我炎
創業昭和96年!?という、ユーモアたっぷり手作り餃子の店「虎侍我炎(とらじがえん)」。
しかし想定外に中身は真面目。その餃子を侮ることなかれ!
うきは市で養豚されている杉畜産の「耳納あかぶた」を使用した餃子を、熱々の鉄板で提供してくれます。自分が食べたい餃子をとことん追求して完成させたという、井上オーナー渾身の「紅豚焼き餃子」にはこだわりがいっぱい。
具材はあかぶたとネギとキャベツのシンプル仕立て。あかぶたの純ラードを使い、低温で炒めた自家製ねぎ油が餃子に練り込まれているそうで、期待以上の旨みに恍惚♡
餃子にはなんと温かい“あんだれ”がついてきます。普通のタレは餃子に馴染みにくい……、と辿り着いたのがとろみを付けた特製“あんだれ”。
酸味が強すぎては餃子とのバランスが良くないため、極限まで抑えつつも、ほど良い酸味のきき具合を探り当てたそう。
改良に改良を重ね出来上がった“あんだれ”は見事に餃子と絡み合い、口の中で肉汁と出会うことでその本性を発揮!その味は、調理師でもあるオーナーの好奇心と探求心と腕前の賜物ですね。
少量ずつ圧力炊きした筑後平野産の白ご飯をかき込めば、あ〜〜、至福のひととき。甘酸っぱいドレッシングがかかった、ふわっふわでシャッキシャキの千切りキャベツもパクパクいけますよ。
店内は昭和感漂うレトロな設え。屋台風のカウンターになっており、食べる時だけはその餃子に集中してほしいと、有名某所のように仕切りが設置されています。
「耳納あかぶた」をたっぷりと使用した絶品餃子。
一口食べれば確信に変わるはず!
- 営業時間
- 11:30〜22:00(LO.21:30)
- 定休日
- 月曜・火曜(祝日の場合は営業)
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伍平太うどん
昭和52年創業からの人気は伊達じゃない。自家製麺の「伍平太うどん」は店内に据えられている製麺機で、大将・東 和文さんが毎朝作っている。えも言われぬつるみとモッチリ感。その幸せたるや。
麺は薄力粉、中力粉、強力粉を独自ブレンド。塩分の加減や加水を細かく微調整して製麺することで、この麺肌を実現。
出汁は鯵子(あじこ)と北海道産の昆布を惜しげもなく投入し、毎日丁寧に引くそう。透き通ったうどんのつゆが入ったどんぶりに、思わず浸りたくなる、そんな香り高いうどんです。
「お客さんに美味しく召し上がってほしいから、いい食材を使って時間と手間は惜しまないの」と、大将の奥さん・美津子さん。
薄口醤油とザラメでコトコト炊いた揚げに、特製の寿司酢を合わせたご飯を手詰めした「いなり」。甘酸っぱ〜い寿司飯が口の中でホロリと崩れ、やさしい甘みの揚げとのコンビネーションが絶妙。
トッピングのごぼう天に使うごぼうは、専門に栽培している大分県日田市から取り寄せるこだわりよう。ホクホクしてこれがまた美味いっ!
サラリとした薄衣をぱぁ〜っと散らして花を咲かせた「えび天」や、揚げたてアツアツで提供してくれる「コロッケ」、大葉の刻みが練り込まれた「特製丸天」など、お楽しみは尽きません。テーブルに置かれている北海道産「とろろ昆布」はご自由にですって。
うどんと松花堂弁当(魚フライ・揚げ出し豆腐・サラダ・ご飯・手作り日替わり惣菜)がセットになったボリュームたっぷり「うどん定食」など、平日11時〜14時までは満腹必至のタイムサービスも!
淡々とうどんを作る、寡黙で職人気質の大将とは正反対に、お客さんとの会話を楽しみ、明るく笑顔で接客する奥さん。
「オモテに出るのはいつも私。いいバランスなのかもしれないわね」と朗らかに笑う。
夫婦の絆がもたらす「伍平太うどん」の味は、どれも心にグッと沁み入る味ですよ。- 営業時間
- 11:00~19:00(麺がなくなり次第終了)
- 定休日
- 水曜
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御菓子処 菊家
「珍敷塚(めずらしづか)」「耳納連山」「白壁通り」など、うきはを彷彿とさせる名前のお菓子をはじめ、季節限定の「さくら餅」や日本の春夏秋冬を繊細に表現した干菓子などで親しまれている「菊家」。
中でも「珍敷塚」は、うきは市吉井町にある国指定史跡・珍敷塚古墳から名付けられており、全国菓子大博覧会で「名誉金賞」を受賞した逸品。
取り寄せた小豆を丁寧に炊いてこしらえた自家製餡のやさしい甘みと落雁の風味が調和し、素朴ながら高貴な味わいを醸し出しています。
上に添えられているのはシソ。この香り高いしそが余韻を残して静かに消えていく奥ゆかしさも滋味深き味。
美味しさにこだわり、全国各地の材料を吟味して一つひとつ“真心”を込めて作られている和菓子からは、店主・五島恭治さんの人柄と信念が見てとれます。
「手間ひまかけるのが和菓子の仕事。長年作り続けているけれど職人にゴールはない。常にいい菓子を追求しないとね」
店内には「菊家」の和菓子を食べた小学生から送られた、感謝の気持ちが書かれた手紙が大切に掲げられている。
それを見ながら「嬉しいね〜」と目を細める五島さん。
和の心が随所に込められている「菊家」の和菓子。
うきはのお土産や贈り物に是非どうぞ。- 営業時間
- 8:00〜18:00
- 定休日
- 木曜
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山歩
数々のお店を食べ歩くほど、豚足好きだった先代・奥田さん。いつも最後に残る「臭み」が気になり「この臭みをとれないものか……」
これが「みのう豚足 山歩」が誕生するきっかけだったそう。
豚足嫌いも夢中になると言われている「山歩」の豚足は、防腐剤・保存料・着色料は一切使わない。しかも国産豚に限定し、名水うきはの良質な地下水を使用。気温に応じて時間を調整しながら、野菜などと一緒に煮込んでいくことで、臭みのない豚足を実現。
現在は息子の竜暉さんがその味を受け継ぎ、毎日手作りしている。
丁寧な下処理をして煮込んだ後は、焼き担当・せんちゃんの出番だ。トングと菜箸を巧みに使い、煙の出具合や豚足が発する音を聞き分けながら、絶妙な加減で手焼きしていく。天候や湿度で状態が変わり、焼き具合が一定しないところが難しく、この見極めがせんちゃんの腕の見せ所。まさに職人技である。
こうして焼き上げられた豚足は、独自ブレンドしたスパイスと塩で味付け。
豚足好きの心を捉えてやまない「山歩」の豚足は、箸がスーッと入る柔らかさで、コラーゲンたっぷりのゼラチン質が口の中でとろ〜りちゅるるん♪臭みがなく、骨離れも良い。まさに評判に偽りなしの旨さだ。
お店に足を運べば、接客担当・理沙さんが美味しい食べ方やアレンジの方法などを教えてくれる。いつも明るい接客で、店内を笑いで包み込んでくれる「山歩」のムードメーカー的存在。
奥田洋子社長曰く「スタッフがいて、家族がいて、主人がいてくれたから今があるの。そして何よりもお客さんが美味しいと言ってくださるから続けていける。ありがたいことですね」
現在は、週3日の店舗営業。お店でこんがりと焼き上げた「焼き豚足」は売り切れ次第終了。WEB注文にて全国発送もしている。
「俺は豚足作りしかできない。店をたのむと言われた親父との約束を守っていくこと、ただそれだけ」と竜暉さん。
父親が生み出した味の記憶をたぐりながら、豚足とともに、一歩、一歩。
先代の想いが息づいた「みのう豚足 山歩」。
わざわざ足を運んで食べたい、そんな美味しさをぜひご賞味あれ。- 営業時間
- 10:00〜15:00(なくなり次第終了)
- 定休日
- 月曜・水曜・木曜・金曜
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四月の魚
静かな路地に佇む「四月の魚」。
ここはワイヤーアート作家・関昌生さんのアトリエ&ギャラリーです。
昭和30年代の歯科医院をフルリノベーションした白亜の建物が、昭和の雰囲気をじんわりと醸し出しています。
「キィーーー」と扉を開けて店内へ。極めてシンプルな内装が心地よい。
柔らかな光が差し込むギャラリーには、関さんのワイヤーアート作品をはじめ、親交ある作家さんの作品や海外の雑貨が並んでいます。
ペンチの先でワイヤーを曲げ、カタチを生み出していく繊細な手仕事。針金自体は加工しやすいけれど、力の入れ具合は難しいところ。関さんの絶妙な力加減によって、ワイヤーはさまざまな作品に変化していきます。
クリンとした愛くるしい目や尻尾の丸みなど、一本のワイヤーから生み出されるフォルムに心が射抜かれてしまう可愛さ♡壁にかけたりテーブルに置いたりと楽しみ方はいろいろ。光の当たり具合によって影の現れ方が異なるのも魅力の一つ。
関さんの作品は、全国各地のギャラリーや美術館にも出展されています。
一本の線から生まれる立体の世界。生活必需品ではないけれど、でも、あったら楽しいなぁ。
そこにあるだけで思わずにっこり。
豊かな表情を見せるワイヤーアートの作品は心を癒してくれる特別な存在。
一本の線によって繰り広げられる、心ときめく立体アートの魅力にあなたも触れてみませんか。- 営業時間
- 11:00~18:00
- 定休日
- 木曜、第1・第3水曜
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自転車のシカショ
一般自転車をはじめ、ママチャリ、サイクリング・ロード系など、あらゆる自転車を取り扱っている「シカショ」。
「昔は医者や産婆さんくらいしか持っていない、貴重な乗り物だったらしいよ」
そう話すのは現役サイクリスト・4代目四ヶ所久登さん。
「小学生の時に父親に買ってもらった自転車が嬉しくてね〜。今でもよく覚えいているよ」とニッコリ。
メーカーで組み立てられた自転車が納品されても、再調整してお客様へ届けるのが四ヶ所さんの流儀。乗られる方が乗りやすいように、細部にわたって自分の手で確かめていく。
修理に至っては安全性を考慮し、全体をくまなくチェックしてくれる心づかい。
これが、四ヶ所さんに見てもらったら、自転車が軽くて乗りやすくなったと言われる理由だろう。
今ある技術と知識に満足せず、日々研鑽を積む日々。
自転車業界の目まぐるしい進化にともなって、勉強会・講習会も欠かさず参加しているという。四ヶ所さんの技術に惚れ込み、今では全国各地からオーバーホールの依頼が続々と入る。
自転車というハード面だけではない。
「チームばさら」という名前で、月に一度サイクリングを開催している。お店で自転車を購入された方、他店で購入された方も参加OK。サイクリングを心から楽しみたいと「チームばさら」の年齢層は20代から80代と、じつに幅広い。
長年、早朝から自転車を走らせる四ヶ所さんは、皆さんにワクワクする新たなコースを提案したいと、コース開拓に余念がない。お店に立ち寄れば、うきは・近隣のおすすめサイクリングコースを教えてくれますよ!
「自転車の楽しさは無限大。これからも魅力を多くの人に伝えていきたい」
初めて自転車を手にしたあの時の喜びが、今こうして多くの自転車ファンを下支えする立場へ。量販店やネットでの購入が増える中、やっぱりアフターフォローがしっかりしている町の自転車屋さんは心強い存在。
うきはには、心底自転車好きのプロがいる。- 営業時間
- 9:00~19:00
- 定休日
- 火曜
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純正
京都の寿司屋で修業を積んだ店主足達さんと、和食・洋食のどちらも得意とする息子さんが営む、割烹・仕出し・懐石料理のお店。
宗派に合わせて内容が変わる法要料理や、行楽弁当・松花堂弁当・お祝い懐石・鉢盛・寿司など、様々なシーンに合わせて予算や希望に応じてくれます。
おすすめは、うきは産の食材にこだわり、丸ごと「うきは」の美味しさを味わうことができる「うきはの旬弁当」。お肉・お野菜・お豆腐に至るまで、季節によって吟味された地元の食材がふんだんに使われています。
「美味しく健康に、うきはを召し上がってほしい」というお店の想いが込められているそうで、うきは尽くしを味わえますね。
お店は完全予約制。
新鮮な活魚や美しいお皿に盛り込まれた彩りの良い美味しい料理を心ゆくまで。- 営業時間
- 【ランチ】11:30~14:30 【ディナー】 17:30~21:30 (昼夜ともに完全予約制)
- 定休日
- 不定休
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焼鳥鷹陣吉井店
朝倉市に本店をかまえる20年の実績ある「焼鳥鷹陣グループ」。吉井店は、うきは市吉井町生まれの佐藤さんが、その味をしっかりと守り続けています。
手作りの焼鳥ダレは一から調合し、開業以来20年間継ぎ足して使用され、今も美味しく熟成し続けているそうですよ。深みの中にも奥行きが感じられる味が人気の理由の一つです。
もちろん、その他のメニューにもこだわっています。地産地消プロジェクトとして、うきはや朝倉の農園さんとコラボしたメニューを次々に開発。
何かインパクトのある商品はできないかと試行錯誤を重ね、浮羽町のパン工房ミゲルさんより生地の協力を得て、焼鳥屋さんが作るホットドック、その名も「やき鳥ドック」を開発!店主・佐藤さんの心意気までもが伝わってくるよう。
地域に愛されるお店を目指す「焼鳥鷹陣」から、ますます目が離せません!- 営業時間
- 17:30〜23:00(LO.22:00)
- 定休日
- 月曜