周囲の民家に溶け込む安堵感のある一軒家。
ここは吉井温泉「鶴は千年」が営む食事処「野の花（ののか）」。

民家を増改築してリノベーションされた店内は、家庭的で温かみのある名残があり、ほっこりと居心地が良い。

店主が道の駅などで馳走して取り揃えた食材に加え、ご近所さんからの野菜やフルーツの頂き物もあり、それら四季折々の地のものを使って手作りする心尽くしの料理が好評。

食材の質と美味しさにこだわり、肉に関しては佐賀県にある牧場から直接“佐賀牛”や牛もつを仕入れる徹底ぶり。

厨房を預かるのは、長年博多で和食を作り続けてきた腕利きの料理人と店主の渡辺さん。
既製品は使わず、食材の滋味を生かした調理法で、タレに至るまで丁寧に手作りする手間のかけよう。

料理は焼肉定食・豆腐チゲ定食・だご汁定食・刺身定食・天盛り定食とメニューの振り幅が広く、うどん出汁も手作りしているという「うどん・おにぎり小鉢セット」や一品、鍋、さらにはコース料理となんでもござれ。

お店のおすすめは、お盆に所狭しと乗った小鉢の多さに驚く「小鉢8品と主食のセット」。

小鉢8品と言っても、こちらのセットメニューにはお盆に乗りきれないほどBIGサイズの茶碗蒸しや手作りデザートがつく大盤振る舞いのボリューム！
ご飯とお味噌汁、お漬物まで数えればなんと13品。

どれから味わおうかと目移りするワクワク感を楽しめ、最後の一品にたどり着いた頃にはすっかりお腹も心もいっぱいに。

どの定食メニューにも野菜をふんだんに使った小鉢などがセットになっているため、カラダが喜ぶことうけあい。
奇をてらわない、どこか懐かしさを覚える味は、ぜひ一度ご賞味いただきたいところ。

ランチはもちろん、夕食、宴会、慶事、弔事などでも利用OK。

近くの吉井温泉・源泉かけ流し「鶴は千年」で湯浴みを楽しんだ後にお食事をするもよし、「野の花」で食事を堪能した後に、温泉でのんびり過ごすもよし。

店内には古布・着物販売、レンタルスペースもあり、さらに隣接建物では店主・渡辺さんが教える洋裁（ハンドメイド）教室も開講中。着物布を活用する教室は、おひとりでも気軽に参加OKだそう。気になる方はぜひ！