
うきは市
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まーさん食堂
『美味しい』の意味を持つ現地の言葉「まーさん」が店名になった「まーさん食堂」は、ソーキそば・タコライスのお店。
沖縄生まれ・沖縄育ちの店主に、スープの要となる味の秘密をうかがうと、豚骨7割・カツオ3割の黄金比率で仕込まれているとのこと。
グツグツと煮立たせることなく、長い時間かけてゆっくりじっくりと旨味を抽出した豚骨スープに、厳選したカツオ出汁を独自ブレンド。その透き通った黄金出汁と合わせるのは、沖縄から取り寄せた平麺。
美味しさを提供するための妥協しない味作りに脱帽です。
トッッピングは「豚バラ軟骨煮・スペアリブ・豚角煮・豚足・スパム」から選べます。トロトロな柔らかさと、プルンプルンと肉が揺れ踊る仕上がりはまさに圧巻の存在感!!
甘辛く味が染み込んだお肉の旨みが溶け込み、食べ進めるごとにスープに深みが増してくる。それでいてクセのない、口当たりの優しい後引く美味さ。
テーブルに置かれている、唐辛子を泡盛で漬けた「島とうがらし」をお好みで加えて、味変を楽しめるのも沖縄流。
もちろん定番の「タコライス」も味わえますよ。
聞けば、店主の育った沖縄県金武町は「タコライス発祥の地」だそう。
幼少の頃から食べてきたその味を、ぜひお店で提供したいと、慣れ親しんだ味の記憶を辿りながら完成させた逸品です。
辛めがお好きな方は、トマトピューレやチリソース、タバスコなど数種類の香辛料をブレンドした手作りオリジナルタコソースをかけてどうぞ。
うきはにいながら、沖縄の温かみのある情景を感じることができる雰囲気に心が和みます。
「沢山の方に美味しく味わっていただきたい」という店主の想いがいっぱい詰まった「まーさん食堂」。
さあ、みんなで「クワッチーサビラ(いただきます)!」- 営業時間
- 11:00〜15:00(LO.14:30) 18:00〜21:00 ※スープが無くなり次第終了
- 定休日
- 不定休
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まごころ工房 棕櫚の郷
じつは明治時代から棕櫚(しゅろ)ほうきの生産が行われていたうきは市。
「まごころ工房棕櫚の郷」は、市内で唯一、昔と変わらない手作りの製法で生産販売をされています。
棕櫚皮の選別、取り付け、毛梳き、切り揃え、乾燥、埃落とし、洗浄、特殊作業、毛焼きといった数多くの作業工程を経て、なんと1本のほうきが完成するまでに約1ヶ月。
手間を惜しまずに作られたほうきは、毛も柔らかく、棕櫚の皮の繊維が埃をしっかりキャッチしてくれる上、水洗いも可能。しかも天然油を含んでいるので畳や床がワックス効果でツヤツヤに!
現代の日常生活では、つい便利さや電化製品に頼りがちですが、棕櫚で作られたほうきは、まさに自然の恵みと人の知恵が織りなす大切な道具として永く受け継がれています。
昔ながらの技と知恵がいきづく、うきはの誇れる伝統文化ですね。
「一人でも多くの方々に棕櫚ほうきの素晴らしさを知っていただき、永く愛用してほしい」
1本のほうきに想いを馳せ、職人木下さんのまごころと共に、今日も日本全国に「棕櫚ほうき」は出荷されています。
※ 棕櫚ほうき販売について
事務所横の展示所で販売を行っています。在庫等は事前連絡後にご来店されるとスムーズです。- 営業時間
- 9:00~16:00(12:00〜13:00は昼休憩のため電話対応不可)
- 定休日
- 日曜・祝日
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みなも
いにしえの時代の残り香を感じる「筑後吉井重要伝統的建造物群保存地区」。この地に佇む、築100有余年の古民家「碓井邸」「堀江邸」が、趣向の異なる2棟5室の「分散型古民家宿 みなも」として息を吹き返しました。
耳納連山の水脈と筑後川の豊富な「水」に支えられて発展してきたうきは市。
宿の「みなも」という名前には、こうした背景が汲みとられ「水に支えられたうきはの営みがゆるやかに、そして波紋のように大きく広がり、未来へ紡がれていきますように」という願いが込められているそう。
宿内に足を踏み入れると、一瞬にして別格の時間が流れはじめる。窓から優しく差し込む日差し、庭の木々、小鳥のさえずり。すべてが心地良い。懐かしみと新しさが交錯する、不思議な感覚。可能な限り可逆性を意識して手を加え、見事なまでに過去と現代が融合した和モダンな設えです。
フロントと4つの異なる意匠の客室がある「碓井邸」は、菜種油と櫨蝋を生業としていた当時の大地主・碓井邸宅を、現代の職人の技術で丁寧に改修。うきは市内において100年前から「鼠漆喰」が施された唯一の木造建築とあって、周囲の白壁とは違うねずみ色の壁が、重厚感を醸し出しています。
「堀江邸」は、明治期に診療所を営んでいた家族の旧邸宅を活かした1棟貸しの客室。そばには江戸時代に築かれたとされる人工の川が流れ、侘び寂びを感じる空間がとても印象的です。
家具や建具の風合いが活かされ、各客室に設けられた「識」「空間」「音」「水」「せせらぎの別邸」のテーマにそって過ごすことができるのもまた一興。
例えば「水」に浸るお部屋「碓井邸104」。
専用の「露天風呂」と「サウナ」が付いたお部屋になっています。坪庭を眺めながら、こんこんと湧き出る掛け流しの地下水で「整う」ことが出来るなんて、まさに身も心も解きほぐされる至福のひととき。
それぞれの客室には、うきはの湧水が専用ボトルで用意されています。在来茶や麺など「うきはの水」にまつわる産品も添えられ、お持ち帰りもOK。心づかいが嬉しいですね。
そうそう「みなも」に宿泊される際は「朝食付きプラン」がオススメですよ。丁寧な手仕事で供される「とっておきの朝食」は、地産地消・旬産旬消のもと、食材の宝庫「うきは」の恵みを存分に味わえる献立になっています。
宿周辺には、暮らしの営みや息吹きを感じられる、うきはでしかできない「こと」や「もの」が沢山。
滞在をきっかけに、もっとうきはを知りたくなる。
「みなも」はそんなステキなお宿です。
- 営業時間
- 【チェックイン】15:00〜18:30 【チェックアウト】11:00
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本佛寺
本佛寺は、仏教への弾圧が激しかった明治維新の後、日蓮宗の再建に生涯を尽くしたとされる高僧 新居日薩(あらいにっさつ)によって創建されました。31,000坪の広々とした境内には神仏をお祀りする11のお堂があり、九州での中心的な霊場と言われています。本殿には菅原道真公の窮地を救ったとされる「河童の手」が社宝として安置されています。
毎年7月下旬に行われ、60年以上続いている子ども向けの林間学校も広く知られています。毎年、やさしさ、命の大切さなどテーマが決められ、2泊3日で寝食を共にして、子どもたちの心のつながりや礼への意識、また思い出づくりにと貢献されています。
- 定休日
- 無
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やきとり二番手
「魂焦ガシテ串焦ガサズ」
そう語る店主の彌吉さんは探究心旺盛な努力家。福岡市内の焼鳥店で修行を重ね、2003年に生まれ育ったうきは市浮羽町に晴れて開業する運びに。以来、朝引きにこだわり、厳選された新鮮な鶏肉を仕入れるなど、食材にはとことん吟味を重ねている焼鳥屋さんです。
毎日ひと串ひと串丁寧に串うち。
備長炭を使用し、絶妙な加減で焼き上げられたその味はうきは市民のお墨付き!
焼き鳥盛り合わせや一品メニューなど充実のテイクアウトメニューも好評です。
「うきはの人たちに普段から利用していただき、日々本当に支えられています」と、地元の方への感謝の気持ちを口にしてくれた熱意溢れる店主・彌吉さん。今日も魂を焦がしながら、美味しい串を焼いてくれています。
- 営業時間
- 17:30~22:30
- 定休日
- 木曜日
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よあけ会館
駅近食堂として創業し48年。昭和の古き良き佇まいで、風情を感じる「よあけ会館」は、長年うきは市民のお祝い事や御法事、宴会などに重宝されている一軒。
少人数で寛げる個室から、最大160名まで収容可能な大広間があり、無料送迎に対応してくれるのでとてもありがたい存在です。
料理にも定評があり、ご予算に応じた会席料理はもちろんのこと、味わい深い特製の出汁を使った鍋料理や、秘伝の自家製ダレをまとわせた旨味染み入るホルモンも人気。
仕出し弁当に加えて日替り弁当もスタートし、煮物・焼き物・揚げ物・和え物・炒め物など、バラエティーに富んだバランスの良い内容でリピート増!しかも日替り弁当400円〜(税込)を1つから配達してくれるそう。
美味しい料理と良心的なサービスで、特別な日に限らず、普段使いしてほしい一軒です。- 定休日
- 不定休
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愛日園
テニスコーチとして活躍した足立さんがはじめた、農家民泊「愛日園(あいにちえん)」。
現在は、うきは市の宿泊事業をはじめ「朝倉グリーンツーリズム」事業に参加したり、農業体験に来られる外国の方を受け入れる「WWOOF JAPAN」のホストファミリーに登録されたりと、国際交流にも積極的に力を入れられています。
宿泊できる古民家は、築100年を超える趣きのある造り。足立さんが自らレンガを敷き詰めて石窯を作り、敷地内の米蔵を「ピザ蔵」として改装。そこで焼くアツアツのピザが宿泊客に大人気!
民泊場所から車で数分の場所、うきは市内を一望できる耳納山麓の中腹には、数百本のブルーベリーが無農薬で栽培され、収穫体験が可能。
近くの広大な柿園では、広い敷地を活用してグランドゴルフが楽しめる工夫もされています。
そばには昭和の懐かしいレコードが聴けたり、数百冊の本を自由に読めるよう「BOOK FARM」までもが併設。農園にこんなに遊び心たっぷりの仕掛けがあるなんて。
「まずは自分が楽しむこと。普段の生活では体験できないことが皆さんのいい刺激になれば」と、少年のような好奇心と笑顔で語る足立さん。
さあ、農業体験・グランドゴルフ・音楽鑑賞・読書など、思う存分楽しめる農家民泊「愛日園」で、うきは時間を満喫しよう!- 定休日
- 不定休
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からあげ 稲田屋
「からあげ 稲田屋」は、戦後まもない時期から肉に携わるようになったそうで、肉屋としての歴史は古い。『からあげの聖地』と言われている、大分・中津出身のお母さんが作る秘伝の味を、幼い頃から家業の肉屋を手伝ってきた息子さんが守り伝えている。
大きな容器に入った秘伝の継ぎ足しタレは、フレッシュなにんにくや野菜などをミキサーにかけ、約7種の調味料を独自ブレンドして丁寧に仕込んでいる。これが「稲田屋」の味の決め手となる門外不出のタレだ。レシピはなく、すでに頭の中と自分の舌で覚えているそう。
お店に入ると、手書きの短冊メニューが壁にずらり。からあげ、ホルモン焼、煮込み、砂ずりなど目移り必至。注文を受けてから作り始めるため、出来立てを味わえるのが持ち帰り専門店の良いところ。
朝しめの国産鶏肉のみを使用したからあげは、カリッ!じゅわわ〜。しっとり柔らかな肉質に、ほとばしる肉汁がたまらない!揚げたてアツアツに、一つまたひとつと手が伸びる。
大きな鉄板の上でジュ〜ッと音を立てながら、特製タレと絡み合わせたホルモン焼きも人気!しっかりと馴染んだ甘辛いタレがガツンと広がるそれは、牛のさがりや豚のホルモン、横隔膜、希少な牛の血管などがミックスされ、噛みしめるごとにぷりぷり、コリコリと色々な食感を楽しめますよ。
何十年もの年月を積み重ね、少しずつ継ぎ足しながら深まる独特の旨み。「味がぶれないように自分の味覚を信じることが大事。『ああ、これこれ、懐かしい。あの稲田のからあげ』と言ってくださる味を永く作り続けていきたい」と店主・稲田茂利さん。
お電話でのご予約も好評受付中とのこと。
「からあげが食べたい」欲求にかられたら是非、うきはの「稲田屋」へ。
- 営業時間
- 10:00~19:00
- 定休日
- 木曜(祝日の場合は営業)
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鰻のぼり よしゐ
鰻のひつまぶしを、熱々に熱した「石窯」で提供してくれる「鰻のぼり よしゐ」。2021年12月のオープン以来、その噂を聞きつけ、遠方から足を運ばれる方も多いそう。
特筆すべきは、通常見かけるお櫃(おひつ)ではなく「石窯」に入った「ひつまぶし」を味わえること。「よしゐ」では、冷めても食味が落ちないようにと、食べ終わるまで温かい状態を保てる「石窯」を採用。
食材選びにも余念が無い。目利きの店主が時節に応じて仕入れる、国産・良質な活鰻は新鮮そのもの。毎日店でさばかれ、肉厚で脂が乗った臭みのない鰻は、絶妙なタイミングで焼き上げられます。
もちろん、看板メニューは「石窯まぶし」。
まずは茶碗によそってそのままで。これがシンプルながら美味しさ際立つ味わい方。鰻の味が引き立つさっぱりとしたタレは、老舗醤油を使用し、二度仕込みするこだわりよう。
お次は柚子胡椒、わさび、ネギの薬味をお好みで乗せて。そして〆は、香り高いカツオ出汁を注ぎ入れ、追いタレをしてお茶漬けで。
石窯の底に出来た香ばしいおこげと、鰻の旨味、タレ、そしてお出汁の味が幾重にも重なる滋味溢れる味。自分好みの食べ方で、楽しみながら食事ができる、これがまさにまぶしの醍醐味。
平日のお昼は、ミニ石窯まぶし、肝吸い、創作惣菜、デザートなど、ボリュームたっぷりのランチ「よしゐ会席」が人気(平日限定10食)。
「石窯まぶし」や「鰻の蒲焼定食」のほか、白焼や一品料理もおすすめですよ。厳選された美酒も取り揃っているので、夜も存分に堪能できます。
「せいろ蒸しとは違い、石窯で提供するひつまぶしの美味しさは格別です! ぜひ多くの方に味わっていただきたい」
日田市にある鰻の名店で腕を磨き、地元うきは市吉井町で暖簾をあげた店主の想いが、鰻料理の随所にあらわれています。秘伝のタレにくぐり、熱々の石窯に盛りつけられた絶品鰻、とくとご賞味あれ。- 営業時間
- 【ランチ】11:00〜15:00、【ディナー 】17:00〜20:00
- 定休日
- 水曜(祝日などにより変更あり)※月の定休日はインスタグラム&店舗に掲示