
うきは市
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地鶏のタタキ からあげ専門店 鳥翔
お客さんの胃袋を魅了してやまない、地鶏のタタキ からあげ専門店「鳥翔」。厳選した国産若鶏生肉のみを使用し、化学調味料や添加物などを一切使わない安心の味付けで、人気を博している。
毎日仕入れる鶏肉は、店内で丁寧に手切りをして仕込んでいくそう。カラリと揚がったからあげが、こんもりと盛られているその姿に食べる前からもう美味しい。
「骨なしからあげ」と「骨つきからあげ」は醤油・ニンニクベースのタレに1日以上寝かせて味をしっかりと染み込ませている。色よく揚がったからあげを一口頬張れば、表面カリリ、ジューシーな肉汁が中からじゅわ〜り♡しっとり柔らかな肉がニンニクの風味をまとい、旨みが冴え渡る美味しさ。
独自ブレンドした特製のスパイスをまとった手羽先や手羽元は、スパイシーな香味で多幸感が止まらない!しばし、カロリーのことは忘れよう。
定番人気の「地鶏タタキ」「ずり刺」をはじめ、スライスしたにんじんと玉ねぎ、骨なしからあげを特製酢で和えた「チキンマリネ」や、旨味のある出汁酢で合わせた「地鶏タタキの酢物」「鶏皮の酢物」も店内仕込み。
ファミリーユースはもちろん、行楽やお酒のお供にもぴったりの一品。創業当時から変わらない味、いつ訪れても安心の味がそこにある。
「仕込みの段階で手間と時間をかけないと美味しくならないからね!」と3代目・野吾 勝さん。
お客さんの美味しい笑顔に支えられながら35年。
味に温もりがある「鳥翔」のからあげをぜひ食べてほしいな〜。- 営業時間
- 10:00〜19:00
- 定休日
- 水曜
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梅原農園
国道210号線沿い・山春小学校前にある青緑色のちっちゃな建物。ここが完熟いちごやいちじくが美味しいと評判の「梅原農園・無人販売所」。
普通の無人販売所ではありませんよ。中を覗けば自動販売機がズラ〜りと並んでいます。
取材時はいちごのシーズン真っ只中。「梅原農園」の完熟いちごを求め、自動販売機の前には入れ替わり立ち替わり車が訪れる人気ぶり。
販売されているのは赤みが濃く、ツヤ感のある「おいCベリー」。数ある品種の中でもビタミンCを多く含み、味が濃厚で程よい甘酸っぱさが特徴。
新品種で注目されている「あまえくぼ」も販売されていますよ。こちらは大きな果実で、甘みが強く酸味がまろやか。
味に定評があるのは、甘さが十分に蓄えられた一番美味しいタイミングでちぎっているから。
しかも「梅原農園」のいちごは土耕・黒ぼく土栽培。この「黒ぼく土」は水はけが良く、保水性もあるため、土壌の栄養分を吸収しやすいんだとか。有機肥料や有機液肥を施し、出来るだけ農薬の散布回数を減らして、安心・安全ないちごづくりに取り組んでいます。
無人販売所といえども、直接農園に電話をすればギフト配送も対応してくれます。時にはパックの中に、イチゴの花がそっと添えられていることも。粋な心遣いが嬉しいですね。
「お客さんが美味しいな、また食べたいなと思っていただけるよう、これからも励んでいきたい」と話すのは梅原隆児さん。それをお隣で聞いていた奥様・美香さんの笑顔がとっても印象的。
微笑ましい二人が心を込めて栽培するいちごは、幸せの味♡
あなたも一粒いかがでしょう。
●完熟いちごの販売:12月〜5月頃
●完熟いちじくの販売:8月〜11月頃
*値段や種類は時期によって異なります。- 営業時間
- 自動販売機10:00〜19:00(売り切れ次第終了)お問合せなどは10:00〜17:00
- 定休日
- 不定休
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お食事処 白花綜
うきは市吉井町の白壁通りには、元禄3年より300年以上に渡って海産物問屋を営んでいた「松源商店」によって、昭和3年に建てられた重厚な町家が存在している。
現在は「町並み交流館商家」として開放され、また「お食事処白花綜(しらかべ)」として趣向を凝らした料理をいただくことができる。
昭和の時代をそのままとどめた空間で供される御膳料理は、旬のうきはの食材がふんだんに盛り込まれ、小鉢からデザートに至るまで手抜かりは一切ない。
目見麗しい前菜にはじまり、小鉢、酢の物、造り、茶碗蒸しなど多彩な一皿に満足度もひとしおだ。
中でも、昆布と鰹で丁寧に出汁を引いて作る「炊き合わせ」や、自家畑で無農薬栽培したオリーブで作る「オリーブ味噌」を使った味噌汁は、脇役ながらふくよかでリッチな余韻をもたらす逸品。
どれをとってもこだわりが細部に宿り、食材が活かされた上品な薄味仕立て。
盛り付けられている器は当時のものが使われているそう。郷愁を誘う滋味あふれる心尽くしの料理と器が古風な空間に調和し、一層美味しさを引き立てているかのよう。
「なるべく料理には手間をかける。そうすることで食材が応えてくれるんですよ」
そう語るのは「白花綜」を営む社長・森永秀朋さん。
「温かいものは温かいうちに、冷たいものは冷たいうちに美味しく召し上がっていただきたい」と、作り置きはせず、作りたてが鉄則という。
「しらかべ膳」の他、うきはのブランド豚・耳納いっーとんの「とんかつ御膳」や「天ぷら御膳」も堪能でき、「おひなさまめぐり」のシーズンになれば、期間限定ランチ「おひなさま膳」も登場。
「ぜんざい抹茶セット」など甘味メニューやドリンクもあり、うきは散策の小休止にぜひ立ち寄りたい一軒。
20畳の広々としたお座敷もあり、約40名の団体客の受け入れも可能。
時を重ねた建物が醸し出す空間で、四季折々の料理を心ゆくまで。
- 営業時間
- ランチ11:00〜15:00(LO) カフェ15:00〜17:00 夜18:00〜22:00(夜は要予約・10名様以上〜)
- 定休日
- 月曜(月曜が祝日の場合は営業・翌日が休日となります)
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浮羽つり堀
ファミリー、お友達、カップル、おじいちゃん、おばあちゃんまで、幅広い年代層に親しまれている「浮羽つり堀」は、鯉の釣り掘としてオープンして約50年!
地元のお客さんがほとんどかと思いきや、じつは九州各地、そして東京など遠方から訪れる方も多いのだとか。
さすがうきはの穴場、横綱級のつり堀です。
2019年からは鯉のほかに、川魚の女王「ヤマメ」も釣ることが出来るように。
もちろん釣竿などを借りることができるので手ぶらでOKですよ。
釣ったヤマメはお店で塩焼き(有料)にして食べることができ、そのとれたてのヤマメの美味しさにハマって、リピートの方や家族連れで週末は大賑わい。
耳納連山を背に、のどかな風景を満喫しながら、休日は老舗のつり堀で楽しい時間を過ごしてみてはいかがでしょう。- 営業時間
- 平日10:00〜17:00 土日祝:10:00〜18:00
- 定休日
- 月、火曜
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暴食の果実
うきはのフルーツ生産農家と「石橋餅加工所」がコラボして創る和菓子のお店「暴食の果実」。
上品に桐の箱に並べられた愛らしい和菓子が店頭に並び、黒を基調とした和モダンでスタイリッシュな店内は、細部にまでこだわった造り。シンプルゆえに和菓子の美しさが際立つ設えになっています。
大福の要となるもち米は、粘りとコシのある佐賀県産「肥よくもち米」を使用。
オートメーション化された機械で蒸し上げる方法とは異なり、人の目で蒸気の出具合を確認、見極めながら絶妙なタイミングで蒸し上げる、創業53年来の製法でつくられています。この蒸し加減が餅の味を大きく左右するそうで、代々石橋餅加工所に受け継がれている職人技。
うきは特産の旬の果物を優しく包み込んだ「フルーツ大福」は、上品な白餡が季節のフルーツの存在感を見事に引き立てています。
希少な国産よもぎが使われ、自然の香りと風味を存分に味わうことができる「よもぎ大福」や、見た目にも可愛いカラフルな餡花が咲く「創作団子」は、もち米を独自ブレンドしているため、もっちりとコシのある食感♪
今回、新たに「わらび大福」が仲間入りしましたよ!
餅加工所で本わらび粉を一から練り上げ、極限まで柔らかさを引き出しているため、口に入れた途端にとろける滑らかさ!北海道産大納言を使った粒餡を丁寧に包み込んだオーソドックスなものから、抹茶尽くしの「わらび大福」などもあり、レパートリーも豊富で選べる楽しみがあリます。
どの和菓子も最高で最上質な味♡
店内にはイートインスペースがあり、コンセントも完備されている配慮が嬉しいですね。
和菓子業界を盛り上げたい!和菓子をもっと発信していきたい!という思いでスタートした「暴食の果実」。
「どこのお店にもない、ありそうでない和菓子をお客様にはぜひ召し上がって頂き、新たな発見・魅力を感じて頂ければ」
向上心旺盛で発想力豊かな若き青年・石橋英哲さんが繰り広げる和菓子の新スタイル。これまでの概念を変える和菓子プロジェクトがいよいよ本格始動!長年親しまれてきた「石橋餅加工所」の変わらぬ美味しさが、新たな和菓子へと進化を続け、次々と私たちを楽しませてくれます♪- 営業時間
- 11:00〜18:00
- 定休日
- 第2火曜日、水曜日
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味楽
「味楽(みらく)」は、おばちゃんが38年前に小さなお店からスタートさせた食堂。開店当時から変わらない味で、地域の皆さんの胃袋を今も満たしてくれています。
店のおすすめは野菜をたっぷりと惜しげもなく使用した、ちゃんぽんや焼きそば。
マヨネーズがぐ〜るぐると渦を巻いたビジュアル系のお好み焼きも写真映えして◎!
ラーメン・焼きめし・一品料理など、お財布に嬉しい料金もありがたいですね。
昭和の懐かしさを感じさせてくれる、心も和むうきは市吉井町の食堂「味楽」。気兼ねをすることなく食事を愉しめる、そんな行きつけの一軒にぜひどうぞ。
- 営業時間
- 【昼】12:00〜14:00【夜】16:00〜22:00
- 定休日
- 日曜
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李椿
月に数日だけ、白壁通りにひっそりオープンする「李椿(リチュン)」。陶芸家・高木剛さんのギャラリー(展示室)だ。吸い込まれるように扉を開ければ、素朴な風合いが心地よい空間。小さなガレージを改装したという店内には、彼の穏やかな人柄が滲み出た数十点の器が展示されている。
鹿児島県出身の高木さんは、高校卒業後、東京で働いていたギャラリーで、山梨県の陶芸家の作品に魅せられ弟子入り。約3年の厳しい修業を経て独立した。
東京や京都で作陶したのち、縁があってうきは市に移住。現在は、うきはの山の窯場に薪窯と灯油窯を構え「揺らぎ、柔らかさ、繊細さを表現したい」と、足で蹴って回す「蹴ろくろ」で作陶している。
韓国の古陶磁が好きな高木さんは、李朝の焼物に惹かれ、現地で学びを深めたそう。実際に「李朝白磁」が生まれた土地の風土に触れ、陶工たちの技術を目の当たりにした貴重な経験は、その後の高木さんの作陶に大きな影響を及ぼしたという。現地で習得した技術を自分のフィルターに落とし込み、新たな作品を生み出す日々。
それが、代表作「高台皿」や粉引(こひき)技法を用いた器に現れている。
「作り手の心が映し出される器。だから信じている生き方や自分の気持ちに正直に向き合い、いつわりのない作品を作っていきたい」
日常使いできるシンプルな作品には、そういった高木さんの想いが込められている。
ギャラリーでは、奥様・瑞枝さんが小麦やライ麦から酵母をおこして手作りする、自家製酵母パン(カンパーニュなど)の販売も。
手にする人の心を和ませてくれる器「李椿窯」との出会い。
小さなギャラリーの次の開催日を心待ちにしたい。
- 営業時間
- 11:00〜17:00
- 定休日
- 不定休(インスタグラムをチェック)
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青花 ステンドグラス 立丁尾花
築150有余年の時を重ねた古民家の扉を開くと、照明が絞られたギャラリーにやさしく灯るステンドグラスのランプ。
ここはうきは市出身のステンドグラス作家・尾花光昭さんの工房「立丁尾花(たてちょうおばな)」だ。
「暮らしの中に気軽に取り入れてほしい」と、1階ギャラリーにはステンドグラスをはじめ、ランプやタイル、箸置き、アクセサリーなどが展示されている。
幻想的な作品や思わずクスッと笑みがこぼれる遊び心があるものまで、時間を忘れ見惚れてしまうほど。
季節に応じてギャラリーが模様替えするため、訪れるたびに新たな出会いがある。
欧州へと渡り、絵付技術を学んだ尾花さんは、ステンドグラスを制作して40年以上だそう。帰国後は日本の暮らしに溶け込み、四季の移ろいを感じられる作品づくりに邁進する日々。描いては焼き、描いては焼きを何度も繰り返すことで味わい深い色合いが生まれるという。
独特な感性を宿らせ、一筆ごとに描かれる繊細な絵柄は、ランプの柔らかな光によって美しくその姿を浮かび上がらせる。
欧州で学んだ伝統的な技法を元に、和や李朝の手法を取り入れたオリジナルのステンドグラス“青花ステンドグラス”の制作も手がけている。特筆すべきは、陶器の“青”と一体化して見えるよう絵付をするという独自の技術だ。
あえて吹き墨をして古さを出し、和紙の風合いを醸し出すそうで、見れば見るほどその繊細さに心酔。
日々の暮らしに彩りを添える作品との出会い。
ノスタルジックな灯りに誘われて、今日もひとり、またひとりとギャラリーの扉を開く。
- 営業時間
- 10:00〜17:00 (昼休み 12:00〜13:00)※季節によって変動
- 定休日
- 火曜
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Hostel & Cafe Farolito
海外の国々を探訪し、スペインの宿で働いていたこともある、気の合うお二人がはじめたカフェバー併設のゲストハウス「Farolito(ファロリート)」。
店名にもなっている「Farolito(ファロリート)」という言葉は、スペイン語で小さな灯火、灯台という意味があるそう。
「うきは市吉井町の新たなシンボルになろう!という想いを込めてこの名前にしました」と話すのは、店主の八代さんと谷川さん。美味しい手作り料理やスイーツの提供、そして笑顔のおもてなしは、海外を巡って多くのことを吸収・体験してきたお二人だからこそできること。
1階は宿泊されていない一般の方でもランチ・カフェ・ディナーが楽しめます。2階のゲストハウスはキッチンが併設されているので自炊もOK。
広々とした和モダンなお部屋になっていて、個室が2部屋、ドミトリールームに5ベッド。
あまりの居心地の良さに、遠方から訪れるお客さまだけでなく、地元うきは市民の方々も多く利用・宿泊されているようですよ。
店主のお二人に思わず「Gracias(グラシアス)」。
ありがとうと笑みが自然にこぼれる新たなスポット。またひとつ発見です。- 営業時間
- 【カフェ】12:00〜22:00 、【チェックイン】16:00〜22:00、【チェックアウト】11:00