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力強さと優しさと。深煎りマンデリンの余韻に浸る、心の休息をあなたに
深煎りマンデリン専門店として、焙煎士・濱さんが営む「KIRITO COFFEE ROASTERS〜幾里人珈琲焙煎所〜」。
「うきはには、おしゃれで素敵なカフェが幾つもある。それなら自分たちのように子育てをしている方が、珈琲を飲みながら心を休めていただけるような空間と時間を提供できれば」と、新たに構えた新拠点は道の駅向かい、歩道橋すぐそばにある元保育所だ。
少し小高い場所にあるため、耳納連山、そして窓の向こうに広がる田園風景のどちらも望めるとっておきの場所。
靴を脱いで中に入れば、ノスタルジックな感覚へと誘ってくれる店内。
保育所の遊戯室として、約42年間利用されていた当時の設えはそのままだ。
昔懐かしい黒電話や100年以上前の道具箱、日田産のけやきが使われた一枚板のテーブル、アンティークな椅子……。
壊れたノブ付きのドアをリユースしたというテーブルなんかもあるから面白い。
なんだかアートな気分。
年代がそこかしこに感じられる調度品は、お世話になっている方々からお譲りいただいたものだそう。
空間が醸し出す味わいのある雰囲気が、不思議と落ち着きをもたらしてくれる、ここはそんな心地よい空間が広がっている。
取り扱っているのは、インドネシアで栽培された希少な珈琲豆「マンデリン」のみ。
酸味が少ない分、重厚なコクと苦味があり深煎りに適しているそう。
「マンデリンを直火で力強く焙煎するにはこれがいい」と、店内には約30年以上も前のラッキーコーヒーマシンのロースター(8kgタイプ)やFUJI ROYALのロースターが鎮座している。
虫食いや欠けなどがあると雑味が出るため、一粒一粒手作業でピッキング(選別)。感覚を研ぎ澄ませ、わずかな香りや音の変化、煙の勢いなどを見極めながら漆黒の艶めく珈琲豆へと仕上げていくのだ。
「地味だけど最高の仕事。性格に合っているんですよ」と、照れくさそうに笑う濱さん。
カウンターには季節ごとに変わる3種に加え、定番2種を常時ラインナップ。
珈琲豆を購入すれば、濱さんが惚れ込んだうきはの名水“清水湧水”を使って丁寧にネルドリップした珈琲or松野牛乳カフェオレor珈琲チェリーソーダを1杯いただける。
今回新たに喫茶メニューも展開。
徐々にメニューが追加されていくそうで、旧店舗とは違った楽しみ方ができるのも嬉しい。
濱さんと他愛も無い話をしながら、深煎りマンデリン珈琲をすする。
このひとときを楽しみに、一人、また一人。
なんだかあったかくて、心を揺さぶられる、ここはそんな焙煎所なのかもしれない。
- 駐車場:有(敷地内4台)
- クレジットカード:不可
- 電子マネー:可(PayPay)
- 子連れ:可
- 禁煙
※掲載内容は公開時の情報です。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。
近くのおすすめスポット
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うきはの山茶/新川製茶
昭和48年からうきはの深い山あいにある茶園で、無農薬・有機肥料栽培をしている「うきはの山茶/新川製茶(にいかわせいちゃ)」。
「卸しではなく実際に飲んでくださるお客さんと直接顔を合わせて販売したい」と、古風な日本家屋の一角に小さな店舗を構えている。
現在多くの品種を育て、煎茶・番茶・白折・焙じ茶・玄米茶・焙煎紅茶・烏龍茶・食べる緑茶・さっととける緑茶など、ラインナップが豊富に揃う。
そもそもなぜ、無農薬で栽培をするようになったのか?
当時、広大な茶園での農薬散布が体に影響したのだろう。3代目・樋口勇八郎さんのご両親の体調不良がきっかけで、無農薬栽培に移行したという。
草取りや虫取りはすべて人力で行い、もちろん化学肥料も使わないため、肥料づくり、土づくりにも力を注いでいる。
特筆すべきは数ヶ月かけて作り上げるオリジナルの「ぼかし肥料」だ。これは竹チップや雑木チップなどに鶏糞やもみ殻、米ぬかなどをブレンドして自然発酵させた有機肥料。「うきはの山茶」有機茶園の土づくりは自然のサイクルをうまく活用している。
こうして栽培された摘みたての茶葉は近くの製茶工場へ運ばれ、山の湧き水を使って「深蒸し製法」でじっくりと仕上げられる。普通の蒸し煎茶よりも長い時間かけて蒸す「深蒸し」をすることで、渋みを抑えた濃厚な味が引き出されるんだとか。
化学肥料・除草剤は一切使用せずに手塩にかけて育てた茶葉は、ひときわ力強いテイストだ。ふくよかな甘みと旨みがやさしく舌を包み込み、余韻を残して静かに消えていく。
自然な香りと濃いうまみに富んでいて、体に馴染むような感覚。これが無農薬・有機栽培のお茶の味。
「嗜好品はたくさんあるけれど、あらためてお茶を見直し、日常的に飲んでくださると嬉しいな」と樋口さん。
自然そのまんまの茶畑で、自然そのまんまの美味しいお茶を。
「うきはの山茶」から、安心してお飲みいただける無農薬・有機栽培茶をあなたへ。
#お茶
#日本茶
#深蒸し製法
#無農薬栽培茶
#有機栽培茶
#うきはの山茶
#新川製茶
#うきは市- 営業時間
- 9:30~18:00
- 定休日
- 火曜・夏季・年末年始
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TAVERNA Felice
くるくるっとパスタをフォークに巻きつけて、パクリ。野菜の美味しさ際立つ、なんとも美味しい季節のパスタ。
そんな一皿を提供してくれるのが、気取らず通えるイタリアンの店「TAVERNA Felice(タベルナ フェリーチェ)」。
お昼は3種の月替りパスタから選べるランチメニューが人気。
夜はトマトソース・クリームソース・オイルソース・和風パスタをはじめ、マルゲリータやベーコンとキノコのピザ、一品料理も味わえますよ。
予約をすれば、ご予算に合わせてコース料理も提供してくれるそう。
「お客様には旬の野菜を使ったメニューで季節を感じていただきたい」と話す、オーナー・宮崎靖彦(のぶひこ)さん。
お店で使う食材は、のどかな田園風景が広がる、うきはの山里「小塩地区」で自家栽培した食材が中心という。
アスパラガス、しいたけ、白菜など、清らかな水が育む肥沃な土壌で、丹精込めて育てられた食材は表情豊かな一品に。
毎月のおすすめパスタはFacebookにアップされているので、ぜひチェックしてみて!- 営業時間
- 【ランチ】11:30〜15:00 【ディナー】18:00〜22:00(夜は閉店時間が変更になる場合がございます)
- 定休日
- 木曜
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うどんの天水
210号線沿いにある、気軽に入れる「うどんの天水(てんすい)」。
ふわふわとした柔らかめの博多うどんは自家製麺。
うどんのお供に「白おにぎり」「お稲荷さん」も一緒にどうぞ。- 営業時間
- 【平日】11:00~14:00、【土日】11:00〜14:30
- 定休日
- 1月1日、1月2日
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河北倫明生家 国登録有形文化財「楠森河北家住宅」【楠森堂】
日本名水百選「清水湧水」など豊富な水源や、のどかな田園風景、果樹園が広がる一画に、楠の森に囲まれた河北家の建物があります。屋敷の周囲は昔ながらの竹垣に囲まれ、敷地内に張り巡らされた水路には毎年初夏になると蛍が舞います。8棟で構成された木造瓦葺の建物は江戸時代から大正時代にかけて建てられたものです。この浮羽の地で800年間36代続く歴史や伝統行事と、江戸時代からの豪農の暮らしぶりを今に伝える屋敷構成がそのまま残された貴重な建物として「国登録有形文化財」に指定されています。(「楠森」は古くからの屋号です。)
河北家は、相撲の神として後世まで名高い「大蔵永季」を先祖に持ち、家紋は相撲取りをかたどった珍しいものとなっています。
(国登録有形文化財)
■楠森河北家住宅の祭事「壁結(かべゆい)」
旧正月二十日(近年は3月初め)に行う屋敷を取り巻く竹垣の修復作業で、300年以上続く伝統行事です。竹塀の手前に新しい竹を差し、古くなった竹は取り除き、四段ある孟宗竹の竹ぶちは、新しいものを一番上に、4年前の最下段のものは取り除いていきます。最後に、昔ながらの荒縄だけを用いる技法で裏竹と結って仕上げていきます。中世には各地の領主の館や地侍の屋敷では行われていましたが、現在では竹垣を残す屋敷が少なく、北部九州で行っているのはここだけのようです。後世に伝えたいと地元の方々の協力を得て現在も続いています。
■河北倫明(かわきたみちあき)
美術評論家・河北倫明は、東京国立近代美術館次長、京都国立近代美術館館長、横浜美術館館長などを歴任、文化功労者としても表彰され、その活動は美術界に大きな功績を残しています。河北は大正3年(1914年)浮羽郡山春村(現・浮羽町)に生まれ、旧中学明善校から第五高等学校、京都帝国大学を卒業後、文部省美術研究所に勤務、近代洋画の鬼才・青木繁を研究テーマに選び、日本日本美術史にその評価を定めることに尽力しました。
その後も、近代日本美術史研究の先駆者として研究を続け、美術評論を次々と発表。また、東京・京都の国立近代美術館の創設にも深く携わり、美術史家、美術館人としても比類なき存在でした。河北は良寛の「花開くとき蝶来たる、蝶来たる時花開く」という句になぞらえて、「花を作品とすれば蝶は美術評論家、蝶の動きがあって花は生きてくる」とし、生涯を美しい蝶として芸術のために捧げました。
- 営業時間
- 一般公開なし(お電話にてお問合せください)