道の駅うきはがある浮羽町側に誕生した新スポット【うきはバレー醸造所】。
ここでは、名水仕込みのクラフトビールと地元の恵みが詰まった料理が楽しめます。

一滴の雨が30年の旅を経て湧き出る、うきはの名水。

「この水だからこそのビールです。」

と、醸造担当スタッフさんは笑顔で語ります。

「クセがなくクリアな水だから、素材の味がごまかせません。でも、そこが醸造の醍醐味。口当たりの良さを感じてほしいので、あえて炭酸は控えめ。温度も6～10℃がベストですね。」

そんな静かなこだわりから生まれたビールは、素材そのものの美味しさが際立ち、一口ごとに心がほどけていくよう。

クラフトビールは全部で4種類。まずは、『4種飲み比べSET』でお気に入りを見つけましょう。

・『U’Valley WHEAT ALE（ウィートエール）』小麦の優しい甘さと爽やかな酸味。
・『U’Valley PALE ALE（ペールエール）』柑橘の香りと軽やかな苦味。
・『U’Valley AMBER ALE（アンバーエール）』カラメルのような深い香ばしさ。
・『U’Valley STOUT（スタウト）』珈琲や黒糖を思わせるリッチな深み。

どれも料理との相性がよく、スタッフさんおすすめのペアリングを試すのも楽しみ方の一つです。

そして料理担当は、旬の野菜を自在に操る女性シェフ。
その日一番の食材を丁寧に仕立てています。

まずは、前菜に単品メニューをいくつかオーダー。
スーヨーきゅうりスティック、オリジナルらっきょう漬け、赤たまねぎと自家製クリームチーズのサラダ、ポテサラなど、目にも楽しくて心が踊ります。

続いて、メインとなるプレートメニュー（2種類あり）も充実。中でも『チキンの自家製コチュジャン麹焼（スプーン・パン付）』は絶品。じっくりグリルしたチキンと自家製コチュジャンの旨みが、ビールの味を一層引き立てます。

さらにビール好きにはたまらないのが『うきは産プレミアムソーセージ』。

地元の人気店「リバーワイルド・ハム・ファクトリー」のソーセージをジューシーに焼き上げ、ビールとの相性抜群。つい「もう一杯！」と手が伸びます。

“麹ソース”、”にんにくオイル”、”バター”など調味料もすべてシェフの自家製で、野菜やバケットまでこだわり抜かれています。

「季節が巡るごとに、旬の素材を楽しめる。そんなメニューづくりをしていきたいと思っています。」

と語るシェフの真心も、料理から伝わってきます。

店内は木の温もりがあふれる心地よい空間で、カフェ利用も大歓迎。自家焙煎コーヒーや薬膳クラフトコーラ、さらにはうきは産の旬のフルーツを使ったフルーツボウルも楽しめます。もちろん、コーヒーなどのテイクアウトも可能。

醸造スタッフさんは今後の展望も語ってくれました。

「これからうきは産の小麦や果物を使ったビールも仕込んでいきます。瓶ビール販売も計画中なので、自宅やギフトにもぜひ！」

【クラフトビールの瓶販売は、7月中旬以降で予定されています。】

ドライブで来たからお店で飲めないけど、おうちで楽しみたい！という方や、
大切な人へのお土産にしたい、という方も気軽に立ち寄って楽しむことができますね♪

福岡市内から車で高速を使えば60分以内。久大線うきは駅(徒歩15分程)からの散歩を楽しみつつ訪れるのもおすすめです。

八女、朝倉、日田にも近いうきは市に、新しい美味しさと出会える場所がまた一つ増えました。

名水と旬の素材、この場所だからこそ生まれたうきはのクラフトビールと温かみのこもった料理を、ぜひ味わいに訪れてみませんか。