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秋のうきはの古墳特集

涼しく気持のいい秋の季節がやってきましたね!

今回は歴史や芸術を楽しむ秋にぴったりの「うきはの古墳特集」です♪
うきは市内には、六世紀に造られた七基の装飾古墳がありますが、それぞれ個性的で装飾だけではなく、残ってきた歴史も興味深いものがあります。最後に、古墳が楽しめるイベントの紹介もありますよー♪

古墳時代後期(6世紀)に造られた円墳。昭和25年、採土工事中に発見されたものですが、現在奥と右側の壁のみが残されています。珍敷塚古墳の最大の特徴は、奥の壁に描かれた壁画で、古代人の信仰思想の一端をうかがい知ることができる貴重な資料です。

珍敷塚古墳
うきは市吉井町富永649-3
【営業時間】 原則毎月第3土曜日の古墳見学時のみ公開 ※5日前までに要予約
【定 休 日】 <資料館> 月曜日(祝日の場合は翌日) 年末年始(12月29日~1月3日)

船塚古墳の南200mに位置する径約20m、高さ約3mほどの円墳で、墳丘は2段築成で段築面に円筒埴輪、人物埴輪が並んでいました。屋形古墳群の中で最も高い所に位置します。内部主体は南西に開口する複室の横穴式石室です。奥壁の鏡石には赤色で4個の大きな同心円文を中心に据え、三角文と小円文、大の字形に手足を広げた人物像などが描かれています。

古畑古墳
うきは市吉井町富永2316-18
【営業時間】 一般公開なし
【定 休 日】 <資料館> 月曜日(祝日の場合は翌日) 年末年始(12月29日~1月3日)

若宮八幡神社の境内にある日岡古墳(ひのおかこふん)は、全長74m、高さ5mの装飾古墳で、6世紀後半につくられたと言われています。後円部には横穴式石室があり、奥の壁面には赤・白・緑の3色で同心円文、蕨手文(わらびてもん)、三角文など幾何学的な文様が描かれ、周囲の壁には武具、魚、船、馬、獣などが色を使い分けて描かれています。その芸術性の高さから県を代表する装飾古墳のひとつとして国の史跡にも指定されています。

日岡古墳
うきは市吉井町若宮366-1
【営業時間】 原則毎月第3土曜日の古墳見学時のみ公開 ※5日前までに要予約
【定 休 日】 <資料館> 月曜日(祝日の場合は翌日) 年末年始(12月29日~1月3日)  

内部には西に開口する単室の横穴式石室があり、奥壁の腰石と側壁の一部に赤色の壁画が残ります。奥壁の絵は、中央に準構造船のような大型の船が描かれており、右側が船首で、大きな櫂が2本描かれています。船上には弓を持った人物と櫂を操る人物が乗っており、馬もしくは遺体を納めた屋形を見ることができます。船尾の近くには3個の靭※が、右上部には弓を持った人物が描かれています。奥壁は一度抜き取られ戻されましたが、誤って反対向きに置かれたため、そのまま壁画が外を向いて保存されています。

原古墳
うきは市吉井町富永649-3
【営業時間】 一般公開なし
【定 休 日】 <資料館> 月曜日(祝日の場合は翌日) 年末年始(12月29日~1月3日)

原古墳の南135mに位置する円墳で、内部主体は西に開口する単室の横穴式石室ですが、奥壁の腰石2段が残るだけで石室は破壊されています。奥壁の絵は、1段目には同心円文と船、2段目に大きな盾が描かれ、2個の靭※が描かれています。船は人物が乗った大型の船で、帆をはる柱は2ケ所、大きな櫂もあります。船の舳先(へさき)と艫※には鳥が各1羽ずつとまっています。

鳥船塚古墳
うきは市吉井町富永2316-18
【営業時間】 一般公開なし
【定 休 日】 <資料館> 月曜日(祝日の場合は翌日) 年末年始(12月29日~1月3日)

若宮八幡神社の境内にある月岡古墳(つきのおかこふん)は、5世紀半ば頃につくられた若宮古墳群でもっとも古いお墓で、全長80mの前方後円墳です。
文化2年(1805年)に若宮八幡神社の宮司・安元大炊(やすもとおおい)氏によって発見されました。出土した長持形石棺は、近畿地方の有力者と同様の物だったことから、大和政権に深い関わりのある人物が埋葬されていたと考えられ、現在は、その石棺をご神体にお社(やしろ)が建てられています。
また副葬品として甲冑や、鏡、玉類、刀剣、馬具なども出土し、国の重要文化財として吉井歴史民俗資料館に展示されています。

月岡古墳
うきは市吉井町若宮366-1
【営業時間】 原則毎月第3土曜日の古墳見学時のみ公開 ※5日前までに要予約
【定 休 日】 <資料館> 月曜日(祝日の場合は翌日) 年末年始(12月29日~1月3日)

塚花塚古墳は、古墳時代中期・6世紀後半に築造されたといわれる円墳で径約30m、高さ約6mで、南面した石室が構築されています。羨道※は破壊されて見ることはできませんが、前室は長さ2.2m・幅2.7m、後室は長さ3.3m・幅2.9m・高さ3.7m。天井石や後室壁などに巨岩が使われています。壁画はこの奥壁を主体として描かれ、赤・緑・黄の三色を用い、3個の大型の蕨手文(わらびてもん)や5個の同心円をはじめ、靭や三角紋などが岩面いっぱいに描かれています。明治26年頃に開口した時に、金銅製馬具・太刀・鉄鏃・玉類・須恵器など多数出土したと言われています。

塚花塚古墳
うきは市浮羽町朝田1235-2
【営業時間】 ※保存上の理由から一般公開していません
【定 休 日】 <資料館> 月曜日(祝日の場合は翌日) 年末年始(12月29日~1月3日)

6世紀後半に築造されたと考えられており、幕末の久留米藩の国学者、矢野一貞による「筑後将士軍談」に紹介され、古くから知られていました。本来、西向きのきれいな前方後円墳ですが、前後左右及び後円部頂上は社地として削平(さくへい)されて当時の姿をとどめておらず、現存長51m、後円部径44m、高さ8.5mとなっています。

重定古墳
うきは市浮羽町朝田681-1
【営業時間】 ※保存上の理由から一般公開していません
【定 休 日】 <資料館> 月曜日(祝日の場合は翌日) 年末年始(12月29日~1月3日)

楠名古墳は7世紀前半に築造されたと考えられており、重定古墳の南に位置する径32m、高さ約6mの円墳で、石室全長約16mの複室構造の横穴式石室です。装飾古墳ではありませんが、玄室※より前室が大きい特異な形状で、前室の中心と墳丘の頂部とが一致する場所に巨石を据えた古墳です。

楠名古墳
うきは市浮羽町朝田669
【営業時間】 原則毎月第3土曜日の古墳見学時のみ公開 ※5日前までに要予約
【定 休 日】 <資料館> 月曜日(祝日の場合は翌日) 年末年始(12月29日~1月3日)

最後に、さらに古墳巡りをお楽しみいただけるイベントのお知らせです♪

普段見ることのできない装飾古墳を五感で感じてみてはいかがでしょうか?近隣市町村と計8か所の装飾古墳を同日に一斉公開します。定期的に公開している古墳もあれば一年のうちこの日にしか公開しない古墳もあるそうです!この日初公開の古墳も・・・!?

うきは市からは「珍敷塚古墳」「原古墳」の2か所を公開!
同日公開する古墳は下記を参照ください。

【日時】10月19日(土)10:00〜16:00

【公開予定の古墳】
(うきは市)珍敷塚古墳・原古墳
(朝倉市) 狐塚古墳
(小郡市) 花立山穴観音古墳
(久留米市)益生田古墳A群12号墳・装飾古墳石材
(筑前町) 仙道古墳
(日田市) ガランドヤ古墳1号墳 ※要申し込み

詳細はこちら

古墳を巡って、「九州古墳カード 」を集めよう!!

~うきは市吉井歴史民俗資料館などで配布中!!~

九州の古墳や出土品をカードにした「九州古墳カード」!!
古墳を巡ったり、見学するともらえる記念カードです。カードを集めながら、古代ロマン旅に出かけましょう!

【うきは市でもらえる古墳カード】

・月岡古墳 ・原古墳 ・鳥船塚古墳 ・楠名古墳 ・塚花塚古墳 ・重定古墳

※その他イベント開催時等に、限定カードも発行あり。

詳しくはこちら

秋のうきはの古墳特集

※掲載内容は公開時の情報です。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。