
たべる
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Hostel & Cafe Farolito
海外の国々を探訪し、スペインの宿で働いていたこともある、気の合うお二人がはじめたカフェバー併設のゲストハウス「Farolito(ファロリート)」。
店名にもなっている「Farolito(ファロリート)」という言葉は、スペイン語で小さな灯火、灯台という意味があるそう。
「うきは市吉井町の新たなシンボルになろう!という想いを込めてこの名前にしました」と話すのは、店主の八代さんと谷川さん。美味しい手作り料理やスイーツの提供、そして笑顔のおもてなしは、海外を巡って多くのことを吸収・体験してきたお二人だからこそできること。
1階は宿泊されていない一般の方でもランチ・カフェ・ディナーが楽しめます。2階のゲストハウスはキッチンが併設されているので自炊もOK。
広々とした和モダンなお部屋になっていて、個室が2部屋、ドミトリールームに5ベッド。
あまりの居心地の良さに、遠方から訪れるお客さまだけでなく、地元うきは市民の方々も多く利用・宿泊されているようですよ。
店主のお二人に思わず「Gracias(グラシアス)」。
ありがとうと笑みが自然にこぼれる新たなスポット。またひとつ発見です。- 営業時間
- 【カフェ】12:00〜22:00 、【チェックイン】16:00〜22:00、【チェックアウト】11:00
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Frisch
「フルーツジュース」とスイーツの移動販売店「Frisch(フリッシュ)」。
とってもお洒落に改良されたヴィンテージのフードトラックは、道の駅うきはやイベントなどで見かけることができます。
ドイツ語で「新鮮」という意味を持つ店名の由来通り、提供されるフルーツジュースには、ゴロゴロとしたみずみずしい果肉がたっぷり。小さなお子様にも安心して飲んでいただけるよう、ちょっとした一手間のエッセンスが加わった優しい甘さ。スーッと染み込んでいくような、まさにカラダが喜ぶ味です。
しかも「1杯で2度美味しい」がセールスポイント♪
キウイジュースには「練乳」、オレンジジュースには「グレープフルーツ」、バナナジュースには「チョコレート」といったスポイト入りソースが付いていて、味変を楽しめるユニークなアイデアが話題に。
口当たりがもっちりしたサンド用食パンと、良質な生乳を原料とした純生クリームをたっぷり使用した手作り「フルーツサンド」もおすすめ。
「美味しさを追求したらコストがかかり過ぎてしまいました……」と苦笑いの三善オーナー。それでも、美味しいものを味わっていただきたい思いが勝ります。
“食べる喜び・幸せを感じてほしい”
「地元うきはの生産者の皆さんが手塩にかけて育ててくださるから、美味しいジュースやスイーツをご提供することができます。食の大切さ・ありがたさ・喜び・幸せを感じながら、フルーツを通じてみんなが潤う取り組みを行っていきたい」
人懐っこい若きオーナー夫婦のまわりには自然とお客さんが集まってくる。「Frisch」のフルーツジュースは心とカラダを元気にしてくれる、ビタミン剤的存在。
今後、季節に応じて続々と期間限定メニューが登場予定!基本営業は土日のみ。営業日情報はインスタグラムに投稿されているので都度チェックしよう!- 営業時間
- 10:00〜17:00
- 定休日
- 平日(土日営業)
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ギャラリー安政
江戸時代末期からうきはの山中で山林地主として幅広く林業を営んできた野上家。
せせらぎの音を聴きながら風格漂うお座敷でいただくフレンチは格別です。
隣接の蔵(明治築)を改装したギャラリーでは様々な作家の個展が開催されています。
コース料理(要予約)
税抜3,800円~- 営業時間
- 11:00~17:30
- 定休日
- 火曜・水曜・木曜・金曜(土曜・日曜・月曜・祝日のみ営業)
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町並み交流館 商家
松源商店の初代は、中世の豪族・問註所氏(筑後長岩城・うきは市浮羽町)の末裔(まつえい)といわれる田籠嘉六という人で、宝暦11年(1761年)に吉井町に移住してきました。
もともと「松屋」の屋号がついていましたが、第4代が田籠源右衛門を名乗っていたことから通称「松源」の名で親しまれるようになりました。
この田籠家の第8代の時に建てられたのが現「町並み交流館商家」。
もともとこの建物の外壁は黒色の漆喰(しっくい)となっていました。
当主が「商売人は派手にしてはいけない」ということから黒くしたという説と、有事に備えて上空の戦闘機から目立たないように黒くしたという説があります。
1階は白花綜(しらかべ)というレストラン、2階の座敷はイベント会場になるなど市民に活用されています。
- 営業時間
- 【見学】9:00~17:00、【食事】11:00~16:00
- 定休日
- 月曜日(祝日の場合は翌日)
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お食事処 白花綜
うきは市吉井町の白壁通りには、元禄3年より300年以上に渡って海産物問屋を営んでいた「松源商店」によって、昭和3年に建てられた重厚な町家が存在している。
現在は「町並み交流館商家」として開放され、また「お食事処白花綜(しらかべ)」として趣向を凝らした料理をいただくことができる。
昭和の時代をそのままとどめた空間で供される御膳料理は、旬のうきはの食材がふんだんに盛り込まれ、小鉢からデザートに至るまで手抜かりは一切ない。
目見麗しい前菜にはじまり、小鉢、酢の物、造り、茶碗蒸しなど多彩な一皿に満足度もひとしおだ。
中でも、昆布と鰹で丁寧に出汁を引いて作る「炊き合わせ」や、自家畑で無農薬栽培したオリーブで作る「オリーブ味噌」を使った味噌汁は、脇役ながらふくよかでリッチな余韻をもたらす逸品。
どれをとってもこだわりが細部に宿り、食材が活かされた上品な薄味仕立て。
盛り付けられている器は当時のものが使われているそう。郷愁を誘う滋味あふれる心尽くしの料理と器が古風な空間に調和し、一層美味しさを引き立てているかのよう。
「なるべく料理には手間をかける。そうすることで食材が応えてくれるんですよ」
そう語るのは「白花綜」を営む社長・森永秀朋さん。
「温かいものは温かいうちに、冷たいものは冷たいうちに美味しく召し上がっていただきたい」と、作り置きはせず、作りたてが鉄則という。
「しらかべ膳」の他、うきはのブランド豚・耳納いっーとんの「とんかつ御膳」や「天ぷら御膳」も堪能でき、「おひなさまめぐり」のシーズンになれば、期間限定ランチ「おひなさま膳」も登場。
「ぜんざい抹茶セット」など甘味メニューやドリンクもあり、うきは散策の小休止にぜひ立ち寄りたい一軒。
20畳の広々としたお座敷もあり、約40名の団体客の受け入れも可能。
時を重ねた建物が醸し出す空間で、四季折々の料理を心ゆくまで。
- 営業時間
- ランチ11:00〜15:00(LO) カフェ15:00〜17:00 夜18:00〜22:00(夜は要予約・10名様以上〜)
- 定休日
- 月曜(月曜が祝日の場合は営業・翌日が休日となります)
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レストラン庄山
自然豊かなうきは市吉井町にある、農場直営・豚肉料理専門レストラン&手作りハム工房「庄山」。
定番メニューはもちろん「とんかつ定食」。
絶妙な温度管理のもと、菜種油で色良く揚げられ、厚みも申し分なし!均一な火入れが見事で、桃色に艶めく断面からは肉汁がきらびやかに輝き、これぞ麗しのとんかつ♡
まずは何もつけずにそのままで。
しっとりした肉質をしっかり感じた後に訪れる、さらりとした甘〜い脂は、口の中でスーッと消える後口の良さ。ホロリと嚙み切れるほどの柔らかさに、とんかつの概念が変わります。練りがらしを加えたソースをチョンチョンと付けて食べれば、ツーンとした大人の辛み。
うきは産米をふっくら炊き上げた白ごはんが進む進む。
とんかつの他、豚しゃぶ、みそ漬け、香草焼などいろいろな食べ方で味わい尽くせますよ。
しかも豚肉だけではありません。
国産鶏もも肉をスティック状にしてカラリと揚げ、特製甘酢ソースにくぐらせた「揚げ鶏のソースかけ」も絶品。外側カリッ、中からじゅわ〜り。ご飯をかきこみたくなる味とはこのこと!
たっぷりの玉ねぎや人参、豚肉を炒め、じっくり煮込んで作る自家製「カツカレー」も人気のメニューですって。独自ブレンドしたスパイシーな香辛料がいいアクセント。
農場に隣接しているハム工房で手作りされているベーコンやソーセージなども不動の人気商品。
約10時間かけて桜のチップで燻製する「ベーコン」はやさしい塩みで、鼻に抜ける燻香は食べた人だけが味わえる幸せ。
JA「にじの耳納の里」でも購入できます。
「庄山農場」はのどかな田園地帯にあり、豚は厳選した飼料と清らかな井戸水でスクスクと育てられています。
うきはブランド豚「耳納いっーとん」に加え、手塩にかけて肥育している農場オリジナルブランド豚「千年豚(せんねんぶた)」は、茶色に黒の斑点が入った全国的にも希少な豚。
上品な甘さとジューシーな肉質は、双方のいいとこ取り。
「私たちはお客様(消費者)のお声をお店で直接お聞きすることができる強みがある。この交流がさらに良質な豚を生み出す原動力となっているんだよ。僕は1日も休めないけどね」と社長・庄山三成さんは笑う。
生産から販売まで一貫して管理運営する「レストラン庄山」。
農場直営だからこそ味わえる、地産地消の醍醐味をとこトン味わってみませんか。- 営業時間
- 11:30~14:30(LO) 18:00〜20:30(LO)
- 定休日
- 水曜
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べりーずべりーすうぃーつ
「道の駅うきは」真向かいにある、行列ができるクレープ屋さん「ベリーずベリーすうぃーつ」。クレープだけでも34種類もあり、どれにしようかあれこれ迷うのも楽しいひととき。
メニューを見れば、何やら「グランメールクレープ」と書かれています。
「グランメール」とは、フランス語で“おばあちゃん”という意味だそうで、作り手は笑顔の可愛いトモエさん。「ベリーずベリーすうぃーつ」はトモエおばあちゃんが作るクレープ屋さんというわけです。
うきはの美味しい水と独自ブレンドしたクレープ粉を混ぜ合わせ、毎日生地を手作り。前日から仕込み、寝かせ、一枚一枚丁寧に手焼きしたクレープ生地はもっちり柔らか。
「粉の配合はヒミツよ。うふふ」
注文が入ってから作りはじめるトモエさん。
店名になっている「べりーずべりー」が人気No.1クレープ!丁寧に手包みされ、ブルーベリーとラズベリーがたっぷり。
思わずカシャカシャと写真を撮らずにはいられない可愛いさです♡甘さ控えめのクリームと甘酸っぱいベリーが◎。ペロリと食べられる軽さでリピ確定の美味しさ。
12月〜6月下旬の期間中は、うきはの農家さんが丹精込めて栽培した、摘みたていちごがたっぷりのメニューが登場します。
スイーツ系のほか、うきはのレタスやトマトを使用したヘルシーな「シーザーツナマヨサラダ」といった食事系クレープ、濃厚な北海道産牛乳を100%使ったミルキーなソフトクリームも人気。
素材がシンプルゆえに“品質”が美味しさを左右するそうで「べリーずベリーすうぃーつ」では、使う食材をしっかりと吟味。だからこの美味しさを聞きつけて休日には行列ができ、テレビ取材も入るんですね。
なんと、9のつく日はスペシャルDAY。その名も「9レープの日」。
毎月9日、19日、29日になると300円~390円のクレープが299円、400円~450円のクレープが399円ですって!
「おばちゃ〜ん、また来たよ〜って来店してくださるのが嬉しいわね〜」
トモエさんが手作りするクレープは優しいおばあちゃんの味。
旬のフルーツと食材で、うきはの季節を包み込むクレープを食べに行きませんか。- 営業時間
- 【平日】12:00~18:00、【土日祝】11:00〜18:00
- 定休日
- 不定休
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ブラウンシュガー
子育てがひと段落したタイミングで製菓学校へ通い始め、かねてからの夢を実現させたパティシエール・手島富士子さん。彼女のやさしい感性が活かされた甘〜いお菓子は、お子様からご年配の方まで多くの方に親しまれています。
店名にもなっている通り、手島さんは「ブラウンシュガー」を使ったお菓子が大好きで、焼き菓子に使っているそう。白く精製されていないためミネラル分を多く含み、余韻が残る甘さが特徴。
小麦粉も漂白されていない福岡県産小麦粉を使用し、安心して食べていただけるうきはの食材(牛乳や卵、フルーツなど)を優先して使うこだわりよう。
「丹精込めて育てられたうきはの食材があるから、美味しいお菓子を作ることができる。お客さんはもちろんだけど、生産者の方の温かさも食材を通してしっかりと伝わってくる。ありがたいな〜」と話す。
お店のおすすめは一番人気「焼きドーナツ」。
プレーンやチョコといったベーシックなものから、りんごと巨峰、うきはのブランド味噌と富有柿をブレンドしたものなど、ラインナップが豊富。
口の中でホロリと崩れる食感がクセになる「サイコロクッキー」や、うきは市千年(ちとせ)で生産された希少な「さとうきび」を使った「黒糖マドレーヌ」、うきはのりんご(紅玉)で作ったアップルパイ「りんごのショソン」(10月〜3月限定)、うきはの牛乳と卵がたっぷり「幸福の白いプリン」など目白押し!
店奥の工房をそっと覗けば「笑」という書が掲げられている。「皆さんに喜んでもらえるように、そして笑いにつながるように」との思いが込められているんですって。
「ほとんど一人営業なのでお待たせするかもしれないけれど、手作りのお菓子を心を込めて作っていますから是非ご来店くださいね」と手島さん。
“まあるい穴の向こうに笑顔が見える”
店頭の看板にそう描かれている通り「ブラウンシュガー」のお菓子は、みんなの心もまあるく元気にしてくれますよ。- 営業時間
- 11:00~18:00
- 定休日
- 木曜・金曜(不定休あり)
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ふくずし
うきはの「ふくずし」は、肩肘を張らずに来店できる気軽さがいい。敷居が高いと思われている寿司屋の概念を、ガラリと変えてくれる良心的な価格も魅力の一つ。
写真は、にぎりやちらし寿司、茶碗蒸し、すまし汁、野菜サラダがセットになったランチ限定「しらかべ定食」。代々魚屋を営んでいたという、魚を知り尽くす大将が仕入れる新鮮なネタがシャリの上で華やいでいる♪
つけ場に立ち、柔らかな手のひらで小気味良く握られたシャリは、周りがしっかりとして中身はフワッ。粒立ちが良く、口の中に入れるとほろりと崩れる。甘めに仕上げた、いい塩梅のすし酢と、しっとりしたネタがしみじみ美味い。
鰹節や北海道羅臼産昆布から丁寧にひいた出汁を使った茶碗蒸し、さらに鯛の旨みがたっぷりと滲み出た上品なすまし汁も安定の美味さだ。この他、巻き寿司、箱寿司、刺身、一品料理に至るまで味わえる。
15歳から寿司一筋51年という、大将・江副吉法さん。
「シャリ炊き3年、合わせ5年、握り一生」と言われているように、寿司職人の道は険しい。「同じ寿司屋での修業では頭打ちになる」と、博多・岡山・大阪・北九州で研鑽を積んだと聞き「ふくずし」の旨さの理由が腑に落ちた。
「寿司を通して沢山の人たちと縁が繋がる。これは回転寿司では決して味わえない」と大将。
「うちはうきはで2番目に美味しい寿司屋」と自ら称するその心を聞くと「やっぱり家庭の味が一番だから、うちは2番目さっ」
八女・玉露の粉茶でホッ。
最後のお茶まで奥ゆかしく、至福のひととき。回転寿司もいいけれど、大将が心を込めて握る寿司はまた格別の味。- 営業時間
- 11:00~22:00
- 定休日
- 不定休